コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

4月10日(木) 雛と花  -地域情報 - 埼玉県-

g778.jpg  明治16年に民間資本として誕生した日本鉄道は上野から高崎を結ぶわが国大動脈のひとつとして、やがて予定調和的な鉄道国有令により国有鉄道東北本線の一部となっている。
 鴻巣は開業当初からの由緒ある駅であり、それは中仙道鴻巣宿に由来するものだろう。しかしながら現在は東京北部への通勤圏内とはいえ首都在住者にとって余り馴染みのある土地ではない。
 しかも首都高の上尾延伸に全く目処の立たない今となっては埼玉北部は高速不毛の地と言ってよい。おかげで本日は役員を新幹線から在来線に乗り換えさせる離れ業を余儀無くされた。
 自動車製造業たる出自と本拠が驚くまでの公共交通機関不毛の地であるが故の慣習なのだろう、少々時間は余分に経過しても須く自動車移動に流れがちな企業であってなお、道半ばにして下道走行が続くとあれば在来線の方が合理的であると、常人ならかく判断が当然だろう。
 そもそもわざわざ単一案件に丸半日を費やして鴻巣まで赴く必然性が存在したのか。確かにわざわざ御出座しとあらば先方へのプレッシャーにはなるし、実際対面して薄いパイプを経由して人間関係の結び付きが判明したのも事実である。恐らく本件が無ければ鴻巣に足を踏み入れる事態は想定出来なかったから貴重な経験と言えなくもない。
 しかしながら効率性の観点からは過度の現場主義も時と場合によりけりだろう、と帰路上官は車にて送り宴席に向かうべく再びの在来線車中でひとり自問するわが身であった。

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