コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月17日(日) ありのままに  -映画 - ディズニー映画-

g759.jpg  その独特な画調故か、或いは余りに美し過ぎるストーリーに拠るものか、総じてディズニーには食指が湧かないところ、わざわざ「アナと雪の女王」に限って視聴に及んだのは、その甚大なる話題性とともに子供達が母への誕生日プレゼントとしてDVDを購入したからに他ならない。
 ただ結論からすれば評判の高さにはある程度納得のいくものだったと言えよう。何よりも単純なお姫様譚にあらず、結ばれるであろうと観衆の誰しもが予測したにも拘わらず婚約はおろか王室御用達の製氷業の地位に留まるクリストフ氏の命運に明らかな様に、プリンスなきプリンセス・ストーリーとも言うべき構造は、深読みすれば男性社会からの訣別を暗喩しているとは既に多く指摘されている通りだろう。
g777.jpg 勿論、ヒットの最大の要因がミュージカル仕立てにあるのは論を待たない。友人と映画館に赴いた祐旭、公資にとっては二度目の観賞となるが、既に主だった楽曲を須からく口ずさんでいるとは、わが家の音感教育の賜物たる自負と耳に焼き付く迄の怒涛の宣伝攻勢を割り引いてなお、楽曲の親しみ易さに刮目せざるを得まい。そこには音節と発声が一対一になるが故に、歌詞の内意量では欧米言語に比して著しく小さくなる日本語の特色を逆手に取って、「let it go」のリフレインに「ありのままに」と充てる巧みさは元よりだが、女王たる歌い手を梨園から、そして事実上の王国の後継者を希代の偶像の二世という貴婦を以て吹替えさせた発想も、プリンセス・ストーリーらしいと読むのは流石に考え過ぎなのだろう。
 ディズニーの思惑を超えてわが国で異様な人気を博した一因には違いなかろうが。

 して本日は久々に一家でカラオケに興じたが、当然の如くに「うまれ~て、は~じめ~て」も「ゲラゲラポー」とともに熱唱している。
 来年のピアノ発表会課題曲の有力候補、ルパン三世のテーマ唄あり版には興じていた子供達が、流石に「ワルサーP38~」には付いて来れなかった模様。

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