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思えば湯沢がまだ物珍しかった時分にはぬるま湯の貝掛温泉をはじめ周囲の日帰り温泉施設を網羅した記憶がある。ひと亘り足跡を残すと関心が薄れてリピーターにならないのは父の性癖だが、つい数年前でも幼かった子供達は既に記憶から欠落していよう。
然らばこのところ定番ばかりだった湯沢詣でにおいて、久々に原点回帰の趣旨だが、ただ使えるのが早朝に限られるため温泉街と言うよりはスーパー銭湯擬きに絞られるのは致し方ない。
結局、石打ユングパルナスから健康ランドの梯子と著しく風情には欠けたが、勢い勇んだ割には子供達が気乗り薄だったのは意外だった。
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高井戸の美しの湯はそれなりに満喫していたから湯船の数とバラエティが寛容なのかも知れないが、バブリーなスポーツ施設から転換した山河の湯が閉店の已む無しに至った様に、風呂ブームの中で巨大エンターテインメントと小綺麗で安価な街中のスパとに二極分化が図られているのかも知れない。
子供達にとっては湯沢風呂巡りは蠱惑的なイベントたり得ないのか。次回、戦術を練って再挑戦したい。