コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月12日(火) 想い出にさよなら  -テレビ・ラジオ - 特撮ヒーロー-

g763.jpg  怠惰にCS放送をチャンネル刻み刻み眺めていると、丁度子供時分心待ちにした早朝の再放送宜しくウルトラファイトに出会した。
 経営の窮まった円谷プロが旧作の戦闘シーンを抽出した五分帯番組だが、結果的には新マン以降の第二次ウルトラの先駆けとなるとともに、後半は新撮が増えプロレス的な怪獣ショーから徐々にシュールな怪獣劇の要素を増大させ、カルトな人気を現在も博している。
 その怪獣の人間臭さを敷衍したと言えば牽強付会に過ぎるだろうが、更に深夜に至って新たなウルトラ番組に遭遇する。下町を擬人化された宇宙人がレポーター宜しく闊歩する「ウルトラ怪獣散歩」という企画は、一面ミスマッチの様で出演者、舞台双方のレトロ感が的を射ているとも言える。
 それは過去の遺産の再利用という観点ではウルトラ・ファイトもまた同様であったとしても、かく同人誌的な、即ち本来の円谷の視聴対象たる若年層でなく明らかに若き日々にウルトラに親しんだ世代に向けた番組を堂々と作成するとは、愈々ウルトラ・シリーズそのものが昭和の世相として懐旧の対象と化した事実をも物語っていよう。
 子供達が特撮を卒業して私もまた再び円谷プロとは縁遠くなりつつある。過去と今、そして未来を結び付ける筈だったあの「超ウルトラ8兄弟」は最期の仇花だったのだろうか。

 余りの煩雑を呈していた会社のふたつの席をお片付けする。後生大事に保管、と言うよりは積ん読していた資料は想い出とともに須くシュレッダーの山へ。
 忘れよう、昔のことは。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/3086-cea2ff5b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad