コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

5月22日(木) Stop in the name of Lords  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

g753.jpg  自社二大政党期において国会には「爆弾男」楢崎弥之助や「止め男」大出俊といった名物キャラクターが存在した。
 人為的に国会日程にフックたる「止め」を生ぜしめ得るのは、通例は国対間の威令宜しきにより与野党にカレンダーが体得されていたからに他ならない。
 それを自社馴れ合いの談合政治と揶揄するのは容易いが、GHQすらその存在に瞠目し新憲法下に議院運営委員会として法定を図った各派交渉会以来の知恵であり、極論すれば爆弾や止めすらも、寝た子を起こすタイミングを含めて日程のひとつに組み込まれていたのだとすれば、歌舞伎の如く様式美の世界であったと言ってよい。

 こうした視点に照らせば今日の審議ストップなどは新劇や新派を遥か飛び越えハプニング塗れの前衛芸術に到達して仕舞った様なものだろう。
 勿論、法案の趣旨説明の配布資料に他の法案の文章が紛れ混んでいた事実は、話題のコピー&ペーストを連想させることから一翻乗った感こそあれ、単なるミスでは済まされない失策に違いない。
 しかも大臣の手元資料だけは差し替え済で失態は与党側が騒ぎ出して発覚したとの噂すら蔓延する様では、凪の国会に役所も著しく緊張感を欠いていると断罪せざるを得ない。
 ただ事務手続きの瑕疵を鬼の首でも取ったかの如く騒ぎ立て、あわよくば会期延長もと企む野党も野党だし、百歩譲って反転攻勢の端緒たり得たとして野党間の不一致でニノ矢も打たれず与党が手を施すまでもなく正常化されているのでは、段取りの欠片も感じられない。
 シナリオライターの不在か役者の技量が下がったのか。

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