コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

4月27日(土) それではお別れしましょう

g720.jpg  6時半の新幹線で新大阪へと旅立つ。JRと阪急を経由して降り立ったのは宝塚南口駅、閑静な住宅街の風情である。 半年前に気儘な、半ばひとり旅に及んだのは脳腫瘍の再発した友人の見舞いが本旨だった。その際、今生の別れになるのではとの予感は既に濃厚ではあったが、師走の葬儀に駆け付けること叶わず、今日改めて墓参に及んだのである。
 タクシーに分乗して段々畑ならぬ、宝塚をも遠く見下ろす高台に佇む段々墓地に赴けば、阪急沿線のこの地が急速に宅地化した歴史の一旦が伺えよう。
 和尚さまの読経が見晴らし抜群の開放的な墓地に響く光景は盆暮れの年中行事と大差無いが、大きく異なるのは骨袋を開いて参加者各々が実地見聞宜しくお骨を確認する行程であり、納骨の儀式に立ち会わせて戴いた事実とともに身が引き締まる。本来は家族のみ集う行事に、学生時代日々をともにした関西方面の大学出身面子はいざ知らず、自らにもお声掛け戴いたのは曲がりなりにも卒業後、インカレ・サークルの大学を超えた同世代の横の繋がりを自称事務局として担ってきた、その御褒美とも言えようか。
g721.jpg  大正15年竣工の由緒正しき宝塚ホテルにて中華に舌鼓を打ち公式行事を終えると、大阪駅に戻り旧梅田貨物駅再開発により昨年誕生したグランドフロント大阪の屋上展望を覗いた後、旧交を温めつつオープンカフェにてまだ明るい内から更に杯を傾ける。
 故人の想い出を語り、そして我々ももう若くはないと自覚しつつ。

 衆院鹿児島2区の補選と沖縄市長選は揃って与党の勝利で幕を閉じた。自民前職の不祥事にも拘わらず後継が快勝した前者は、戦後長らく唯一の小選挙区だった奄美群島の特殊性を割り引いてなお保守王国たる地域柄の為せる業かも知れないが、基地問題でなお揺れる沖縄まで逆転に至ったのは安倍政権の堅実振り、裏を返せば野党の不甲斐なさの傍証とも言えようか。

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