コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月18日(火) 僕らの一歩が日本を変える。  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

 自らの学生時代を振り返ると、サークル内の人間関係を同代の著名政治家に準えて描いた実録小説「覇道への暗躍」を当のサークルの機関誌に発表するなど、同世代の中では政治に関心の高い層に属していたのは疑い無くとも、飽くまで井戸端会議の域に留まり現実の政治に触れることは皆無だった。
 サークル活動自体、国際交流の諸活動にあたり古式ゆかしい経団連の奉加帳方式に則り賛助金を得ていたのは現実社会との接点とも言えようが、些かバブリー、或いはプチブル的な色合いが濃かったのは否めない。
 本日「僕らの一歩が日本を変える。」なる団体に遭遇したのは、企業の政治担当として偶さかに支援要請の窓口たる職分故に他ならなかったが、既に高校生の時分から全国から同世代の御仁を集めて政治との接点を求めるという発想もさることながら、現実にそれを為し遂げている行動力には脱帽せざるを得なかった。
 「誰も書かなかった自民党」なる書籍にある様に青年局が本当に総理への登竜門であるかはさておき、最初に小泉進次郎氏を口説いて芋蔓式に拡大していったという目の付け所もまた戦術として高校生離れしていたには違いない。しかしながら民族派チックな保守と言えば当代なら聞こえも良かろうものの幾分復古反動的な嗜好に流れることなく、曾ての学生運動の如くに流行り病に罹患した様に反権左翼に被れることもなく、恐らくはリベラルのやや右程度の思想をベースに広く各党を招聘して討論を尽くすという企画が生まれる時代背景そのものに、わが国も漸く"歴史上唯一成功裏に導かれた社会主義"と揶揄された戦後民主主義から脱却しつつあるのではないかと頼もしく感じられた。
g628.jpg  企業の一機関として支援に及び得るかは兎も角、即座に個人として賛助金を進呈した。現実政治に足を踏み入れず周辺居住者に留まらざるを得ない今に至る自らの学生時代への幾ばくかの悔恨もまた込めながら。

 拡大された東京五輪組織委を眺めていると、余りに多彩極まりない顔触れに圧倒されるとともに、実に理事34名中「河野」姓が三人を数えることに驚く。
 勿論それは偶然の作用に他ならないが、内一名は河野一郎氏、先の東京五輪担当大臣を務めながら翌年志半ばに斃れた党人政治家の名が符合するのは、何か歴史の導きの様な気がしてならない。

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