コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月13日(木) I don't wanna be a tiger  -政治・経済 - 経済-

 永田町を訪れると決まり文句の如くに問われるのはベアである。あら可愛い熊さんがなどと呆けている場合ではなく、兎角大企業は潤っても地域における景気回復の実感に乏しいとされるアベノミクスにおいて、消費への波及の鍵とされる賃上げの行方である。
 安倍政権とすれば政府が連合のお株を奪うのかと揶揄されてなお、政労使会議という枠組みを作って賃上げを迫る程に、景況が支持率のメルクマールであることをよく理解した上での所業なのだろう。
 勿論、「三本の矢」の恩恵を蒙る民間企業もまたその構造は充分に理解したとして、これぞ日本型社会主義の成れの果てと優雅に見守っている訳にも参るまい。実際、消費増税を控え必ずしも先行き見通しが確かでないままに下方硬直性の高い固定費の増加には足踏みしようし、円安でほくそ笑む企業あらばエネルギーはじめ苦境に陥る業種も少なくなく、幾ら旧日経連・連合相手を携えた横並びからの脱却が進んだとはいえ、ひとり満額回答して脚光を浴びたとして勝ち組故の余裕の為せる業と過剰に羨まれるのは嫉妬の経済の世界においては避けたかろう。
g596.jpg  そもそも組合側からして長年のデフレ続きの中にベアという言葉すら忘却の彼方に、寧ろ理性的な慎重な構えを取っているのだとすれば、成果だけを政府の手柄にされてはとの心理が働くのもやむを得なかろう。
 百円玉の積み上げから、美しく言えばワークライフバランスといった広義の労使交渉に転換して生き残りを図りつつあった春闘そのものも、適度なインフレの中には次たる大きな曲がり角を迎えた、という解釈は好意的に受け止め得ようが。

 45歳、アラフィフに突入しました。年齢な常に定昇のみ、肉体はベースダウン。

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