コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月1日(土) 海平にもさよなら  -アニメ・コミック - アニメ・コミック-

g568.jpg 永井一郎氏と言えば「鬼太郎」の子泣き爺や「うる星やつら」のチェリーも印象的だが、「宇宙戦艦ヤマト」において徳川機関長と佐渡博士を使い分けていた様に変幻自在の声色に特色があったろう。
 勿論、代表作が「サザエさん」波平であることには異論は無かろうが、氏の逝去により1969年の放映開始以来不動のメンバーは舟の麻生美代子氏の87歳を筆頭に、タラちゃんの貴家堂子氏の73歳まで三人を残すのみとなった。カツオやワカメの交替時、或いはドラえもんの総入換の際にも変革を謳いながら結局は前任者に如何に似せるかに収斂されていった経緯に鑑みてなお、不謹慎ながら加藤みどり氏に不測の事態あらば、ビフォーアフターとともにサザエさんもまた大きな曲がり角を迎えよう。
 御冥福を御祈りしたい。

g570.jpg 「会長 島耕作」一巻豪華装丁版附属の人生ゲームに、勉学に勤しむ兄待ちで時を持て余す公資と興ずる。
 文字通り島氏の華麗過ぎる遍歴が反映されているが、「一部未来の」との注釈こそ銘記されているものの同友会副代表幹事就任が既定路線とは驚いた。勿論、財界総本山へとステップアップするケースは枚挙に暇ないが、第一巻における経団連への辛辣な記述に鑑みれば、そのまま同友会に身命を賭する姿が想定される。
 自由経済に邁進する経団連に対し修正資本主義を掲げた70年代の「木川田同友会」から、バブル期には経団連が「共生」の名の元に日本的社会主義容認に走れば右旋回と、美しく言えば理想主義的だがその実"言いっ放し"とも揶揄される同友会は、経団連へのアンチテーゼをその存在意義として来たと言っても過言ではない。
 現に我れ先にと民主党政権に気脈を通じ、経団連と自民党に隙間風が生ずると間隙を縫って現政権に取り入る様は、風見鶏には違いないものの個人資格たる錦の御旗を旨く変わり身の速さに結び付けているとも言える。新経連に走ったりしないだけ島会長にはまだ分別があるとしておくか。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/3003-bd98cceb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad