コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

1月25日(土) ユークリッドになりたい   -育児 - パパ育児日記。-

g565.jpg  このところサピックス三昧で休日も迂闊に外出すらままならなかったが、久々の御出掛けシリーズも機関誌「さぴあ」の紹介先とは学問熱心な親子ではないか。
 赴いたのが東京理科大とは仰々しいが、更に大儀なことに由緒正しい建屋に聳える近代科学資料館である。実態は昔のPCやレコーダー、電子計算機等が並んでおり、この種展示は好みには違いないものの、子供達には正直なところ初期のファミコン程度にしか感心を齊さないだろうというのが第一感だった。ところが歯車ベースの機械式計算機を解説付きで体験してみると、二人とも夢中で日頃の勉強嫌いも何のその計算に明け暮れている。実のところ資料館は目の前に鎮座在していたので足を伸ばした正に行き掛けの駄賃にも拘わらず、望外の成果だったろう。
g566.jpg  して本丸、地下の数学体験館へと歩を進めれば、確かに体で数学の原理に触れる趣旨宜しく所狭しとギミックが並べられ、豊富な説明員の配置とともに、若者の理系離れに悩む理系大学としては切実な試みには違いない。ただコリントゲーム型の確率論、素因数分解に基づく最大公約数、最小公倍数、実際に球を走らせてのサイクロイド曲線、「嘘」を見破る確率論ゲーム、円錐角錐をばらしての円周率とは何ぞやと、何れも脳裡にピカリと閃けば数学への興味の促進に結び付きそうだが、残念ながら文系頭には遊びから学問へと繋がる回路が錆付いていて遊戯を超える発展性に乏しい。
 実際、松下のりす~ぴあの如く寧ろ物理・科学への拡がりがあればイメージも湧き易かろうが、数学に限定されると日常との連関が稀薄になる上に、そもそも公文式の弊害であるかは別として、揃いも揃って幾何に弱い一家には敷居が高かったかも知れないし、逆に計算機に被り付きだったからくりも代数好みの性癖に鑑みれば合点が得られよう。
 これもりす~ぴあ同様に撮影厳禁だったのは同巧の後続を許さない趣旨だろうが、責めて秋山仁館長の実物模型が幾何学的に変幻するギミックくらい拵えて、そこだけでも宣材を兼ねオープンにして欲しかったところだが。

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