コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

1月16日(木) 草木も眠る丑三つ時  -グルメ - ドリンク-

g559.jpg  夜のお仕事なので会食に明け暮れる日常生活も約20年に及ぶが、幸いにもその場で眠りこけた経験は少い。実際には前後不覚になる事態はまま訪れるが、たとえ記憶は失ってもしっかりタクシー・チケットを渡し御辞儀して見送っていたと後から聞いて胸を撫で下ろすケースが大半である。
 加えて加齢に伴い更にアルコール許容量が下がり、取り分け焼酎やウイスキーの杯を重ねれば早々に気持ちが悪くなり、嘔吐してまた宴席に復帰するのが肝臓に望ましいかは別として、酔い自体はその時点で相当に覚めるので泥酔には至らないのが常だった。
 しかしながら問題なのは、職務柄よりアルコール度数の高い日本酒の登場する宴席に直面する機会の増加だろう。目の前に注がれれば口寂しく喉を潤して仕舞うというのは言い訳だったとしても、少なくとも日本酒以外はコップを満たしておけば無理に杯を開けさせられる局面は頻繁には訪れない。これに対し日本酒は注ぎつ注がれつが基本の上に、そもそも口に合うので杯が進み、脳内の酔いよりも消化器の分解が遅れて訪れるので、幸か不幸か当日中に嘔吐感が込み上げる前にへべれけになるのである。
 結果として宿酔いに悩むのは翌日の報いだからやむを得ないとしても、記憶を失い熱く語り合った時間だけがうっすらと脳裏に甦るならまだしも、今日ついぞ眠りこけて仕舞う羽目に陥ろうとは対外担当業として失格以外の何者でもない。
 確かに冒頭から40度の金粉入り泡盛一升瓶をテーブルにどんと据えられ、コップ酒の様に勧められた展開も些か異例には違いなかったが、程無く空になり日本酒に切り替わる頃には既に正気を失い、目が覚めたのは午前3時半。辺りは人気なく女将の書き置きだけが虚しく添えられていては青くならない方が可笑しかろう。
 飛行機に乗り遅れたり、転んで負傷したりと年々酒に飲まれる事例には事欠かなくなって来た。深く自戒したい。

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