コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月29日(日) カットなし  -テレビ・ラジオ - テレビドラマ-

g537.jpg
写真はいわて花巻空港
 出世作の「振り返れば奴がいる」を除けば「総理と呼ばないで」や「今夜、宇宙の片隅で」など三谷幸喜氏の連続ドラマは総じて精彩を欠いていると言ってよい。それは回顧録を読む限り氏自身もまた自覚されているところだが、異形のシチュエーションの織り成す凝縮された展開が映画や舞台という時間の限られたドラマツルギーに即しているということだろう。
 反面映画は秀作揃いで、伏線たる幾つもの人間ドラマがひとつに昇華されるグランド・ホテル形式「有頂天ホテル」はTVのシットコム「HR」の系譜にあろうし、偽りのキャラクターへの擬制によるドタバタ劇が笑いとペーソスを齋す構成は既に「王様のレストラン」「合い言葉は勇気」と連続ドラマでの成功を踏まえ「ラヂオの時間」「みんなの家」「ザ・マジックアワー」と繰り返し用いられている。
 そこには脚本家としての先達、山田太一氏や市川森一氏へのオマージュも伺え、集大成として満を持しての超大作が「ステキな金縛り」と位置付けられよう。
 使い回しが多くなるのは自らの特色をよく弁えているが故でもあろうが、その財産を活かす一方で映像技術の面から新奇性を狙ったのが今般の「大空港2013」ではなかったか。既に二年前の「short cut」でもワンシーン・ワンカットは実験済だが、出演者は三人のみであり移動という要素を除けば演劇の延長線上にあったと言ってよい。これに対してまさにグランド・ホテル形式の「大空港」は並大抵の労苦ではなかったろう。勿論、それを可能にするカメラマンはじめスタッフに恵まれてこそには違いないが、現下の三谷氏の名声を以てして初めて成立させ得るとの自負と同時に、得意分野で細部の笑いに不安要素が少ないから冒険し得るとの計算も働いていよう。
g514.jpg  残念ながら時代劇についてはまだ懲りていない様で、新作映画の「清州会議」は芳しい評価を聞かないが、御本人的にはマンネリズムを揶揄されないよう克己心も当然あろうものの、過度に捻り過ぎず得意分野での直球勝負を今後とも期待したい。

 〆のラウンド、先週とは打って変わってパットが全然入らない替わりにドライバーがまずまず、ウッドとアプローチが安定しており、二つ目のショートを崖に落としてのOBが痛かったが何とか50は切る。
 しかし昼に飲み過ぎ、後半はフラフラ状態でドライバーも悪化、よく53で抑えられたが、これで丁度今年平均の102とは話しが旨過ぎよう。人生四度目のラウンドという某先生が見事に100数ヤードのチップインを決め、滑り込みの当確は矢張り何かを持っていると唸らざるを得なかった。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/2981-2fa7ebf3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad