コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月19日(金) 保守政治の刷新  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

 圧倒的に選挙が強くフリーハンドの二世と都市部という70年代後半の新自由クラブに近似した構造故に、歴史に照らせばみんなの党もまた分裂は宿命的だったのだろうか。
 しかしながら浮動票が多数を占める都市部は新自クの文脈に則るならばニューライト、即ち保守の範疇においても反権・左傾しがちだから、論理的には中道、野党寄りになって然るべきだろう。にも拘わらず神奈川を基盤とする結いの党が伝統的な保守主義色を強く有する維新の会との合流を期するのは整合的でなく、どうしても政党助成金目当ての駆け込み結党にしか見えない。
 ただ一方で比例選出議員は離党するなら議席を返納すべきとの渡辺代表の主張に合理性はあるものの、会派離脱には代表者の届出が必要との申し合わせを楯に離党した議員の院内における活動を制約する行為は些か大人気なかろう。
 新自クとの対比に鑑みれば渡辺氏が曾ての西岡武夫氏ばりの「保守二党論」に組みする方が論理が一貫しており、だからこそ維新との共闘も理解が得られた筈なのに、このままでは素敵なひとりぼっちに逆戻りしかねない。
g526.jpg  所詮、選挙を前に浮き足立たなければ野党再編は見込めないと言うのであれば野合そのものだし、維新が憲法改正を視野に現政権の第三の補完勢力を目指すならば二大政党制自体の否定であり、それこそ西岡「自民党基盤政党論」の再来に他ならない。野党の混迷を見る限り、その方がわが国の為と思わざるを得ないのは些か寂しい気もするのだが。

 愈々徳州会問題が火を噴いてきたが、個別の選挙違反や政治資金規制法違反に問われかねない巨額の献金、多数議員への五月雨式の援助の何れもにおいて、振り替えればタレント候補を大量擁立した政党・自由連合や長年の保徳戦争に終止符を打って住み分けを図ってからの毅議員の自民党入りに至るまで、果たして徳州会は政治に対して如何なる影響力を具体的に行使したかったのかについて、地域医療を担う営業時間の長いユニークな病院という存在意義とは別に、問われなければならないだろう。

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