コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月5日(水) ラッシュ・アワー  -政治・経済 - 政治-

 指折り数えてみれば終日会社に居を据えるのも凡そ三週間振りになるが、落ち着いて事務処理に勢を出せると思いきや矢継ぎ早に指令が飛んで来て息付く暇僅か、携帯と固定両電話を駆使して齷齪していては変わらぬ日常である。
 例えば要人入院の報に接して非公式に病院を探り当てるのも人情の機微に触れるには欠くべからざる所業に違いないが、いざ誰に当たりを付ければこっそり囁いて呉れるのか、その選定がズバズバ的中すると我ながら自らの利便性の高さに呆れる他はない。
g479.jpg  他方、会社と永田町と何方の在留時間に軍配が上がるかの身の上では却ってこちらから伺う方が合理的であっても、「お願い事なので」と関係者に律儀に足を運ばれるケースも少なくないが、効率性を追求するなると、どうしても怒濤の来客ラッシュに陥りかねない。そしてそれは概ねパーティ・ラッシュと同義語を意味している。
 政党助成の導入と引き換えに政治家個人への企業・団体寄付が段階的に禁止されて以降、所謂政治資金パーティが政治資金の主流に躍り出たったが、参院選前後の空白があったとはいえ、流石にこの九月以来の「励ます会」の乱立は空前絶後と言ってよい。
 嘗ては元々東京に足場があったり、苦戦の予想された次回選挙を目前にやむにやまれずで無ければ、少なくとも一回生の間は帝都東京でのパーティ開催は控えるのがエチケットだったのが、実質的にやり放題になっているのが一因に違いない。
 しかも元より支援者の歓待、懇親の意図はあるとしてもオータニやプリンスでなく責めて憲政記念会館かルポールで資金集めに注力すべきではないかとこちらが心配になって来る。
 一説には既に次年以降の交付金を担保に総選挙に勝利した政権与党が、想定以上に増額した分配を律儀に借金返済に回して党所属議員・支部長への配給を抑制し続けている余波とも揶揄されているが、寧ろ閣僚の自主規制申し合わせなど取っ払って「格」を踏まえた阿吽の呼吸に立ち返らなければ、何れ回数制限やらまたぞろザル法が唱えられ新たな法の網を探求すべくいたちごっこに進みかねないのではなかろうか。

 宴席は終盤に至るに連れ異様な盛り上がりを見せ、間も無く閉店するすき焼き店の看板になっても話は終わらない。逆に言えば一夜にして親密度が一挙に増したとも言える。仲々濃密な一日であった。

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