コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月30日(水) 寿司悔いねえ  -グルメ - 鮮魚-

 偏食では人後に落ちない私の好まない食物の中でも、大別して口に入れれば拷問以外の何物でもない「不可食」と好んでは食さない「不食」の分別がある。例えば野菜であっても宴席であれば概ね戴く玉葱からラーメンに絡まる一本一本を隔離しなければならないモヤシまで、彼我の差は大きい。
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刺身は好みです
 一方で、丼ものがカレーと炒飯を除いて一律にアウトであるのと比例して、寿司も穴子と稲荷以外は限り無く「不可」に近似した位置にある。ただそもそも先方席自体が希少な商売であり、懐石であっても野菜尽くしは考え難いので少しずつ箸を付ければ形は整えられるし、丼は上物だけ腹に納めて蓋を閉じるという荒業もあろうが、寿司は押し並べて寿司なので逃げ場が無い。
 そして恰も示し合わせたかの様に、昨日の昼が寿司桶ひと盛りならば、本日はカウンターでのお任せとは、本来なら有り難さ極まりないと恐懼すべきなのだろうが哀しいかな猫に小判に他ならない。それでも苦汁はおくびにも出さず笑顔で詰め込むが、更に厳しいのは日常昼食を採らないにも拘わらず供される量が並ではない。しかも昨日は傘寿を目前にした重鎮がワインとともに優雅に、本日は同年の御仁が僅か20分の間に何れもペロリと平らげる光景に、活力の基盤は胃袋たるを深く再認識せざるを得なかった。

 院内では先月オープンした吉野屋が活況を呈しているらしい。記章が無いと食べられないというのは誇張で議員会館の来客は院内に抜けられないから希少性が高まっているのだろうが、すき焼き丼風の和牛1200円と言われても反丼主義の身には有り難みが無い。
 牛皿は実在するのだろうか。

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