コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月4日(金) それ行けスマート  -政治・経済 - 環境・資源・エネルギー-

g432.jpg  奇しくも三日前のシーテックの実証版宜しくとは効率的なアテンド三昧、豊田市遠征である。
 既に多数視察者が訪れ、その名の轟いていた東山スマートハウスと聞けば如何な壮大なギミックが待ち受けているかと期待に胸を膨らませて赴いたところ、公営と思しき団地群の一角にいきなり瀟洒な一戸建てが並び、現に住まいとして活用される中、唯一モデルハウス然として見学に供されている実証棟にご案内とは街の不動産の如しである。
 考えてみれば太陽光パネルやエネファームも実用されて久しく、如何に電力のピーク時を自家発電で補いまた余剰分を売電に供与するかといった経済効率的な制御機能が鍵であり、戸数を稼いで一括制御が成立せず、単品で気儘な売電ばかりが拡大するとドイツの如く電気料金鰻登りのひとつの要因にも陥りかねない。一方で安価な夜間電力で水素を生成して昼間に電気に戻す様な蓄電代替と言えば高尚だが恰も練金術宜しき手立ても遠くない将来には視野に入ろうが、どう転んでも肝は電気の生成、蓄積、配送、売却の一括管理であって、壮大なギミックではあっても残念なことに見た目がスマート過ぎて全く絵にならない。
g433.jpg  続くエコふるタウンも一見単なる展示会場風ながら実はスマートグリッド、ITSの技術見本市とは侮れないが、短時間で身を以て体感しようとなると、選択肢がシーテックの目玉商品だったひとり乗り電気自動車コミューターに集約されるのは致し方無い。現に共同利用されている光景に接する意義は否定しないが、当方としては既視感満載である。
 勿論、来訪する議員に顔の通じた者がわざわざ長駆使往来して臨むことによるオブリゲーションとともに、旅先での接触を通じて懇意を高めるのがお役目柄であって、所詮中身は二の次と言われても否定は出来ない。ただ幾ら電気を巧みに使い回してエネルギー効率が飛躍的に向上しても、生活そのものに著しい利便性や彩りが、誰しもに解り易い形で付加される絵柄が提示出来なければ、イニシャルでの器材コストや土地そのものへの物理的負担を超えてなお多数の心を捉えるにはハードルが高かろう。
g443.jpg  スマートな電気利用を象徴的に示すビジュアルの提示もまた求められる課題なのではないか。

 大手プレス企業視察の後、街起こしの一環でもなかろうが、俄か名物に仕立てられつつある自然薯の蒲焼きなる逸品の御相伴に預かる。味わいは微妙にスマートとは言い難かったが。
 更にその足で京都に移動、お仕事としては句切りだが、旅は続く。

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