コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月1日(火) 電器の未来  -政治・経済 - 経済-

g429.jpg アテンドの御付きとして晴海のシーテックを急遽訪れる。確かに東京モーターショーの露払いとの位置付けも与えられてはいたものの腐ってもエレクトロニクス展らしく夢の電化製品が所狭しと居並ぶ絵柄を夢想していたところ、僅かに4kテレビこそそれなりの賑々しさを見せていたが、肝心のエレクトロニクス各社がカーナビやスマートハウスの基幹部位に如何に自社製品が寄与しているかの競い合い、自動車会社の出張ブースと言われても信じそうな構成が並んでいる。
 非常に突き放した物言いをすれば、家電は最早自動車と住宅に秋波を送らなければ業界そのものが成立せず、それが故にスマートグリッドやITSとの境目も極めて曖昧になりつつあるが、幾ら新たな成長産業を模索しようとも当面は車と家が更に波及効果を及ぼす先を拡げつつ、基幹産業としてわが国を牽引していかなければならないとの構造を、余りに如実に物語っていたのではないか。
g430.jpg  本田技研の唐突なやかん展示は、隣のバイクの排熱を利用したコージェネレーションのメタファとは到底理解出来なかったが、少なくとも既に相当に実用も進みつつある運転支援を「自動運転」の再定義のもとに化粧直しして、二週間後のITS世界大会と見分けが付かなくなったか予算を使い果たしたか、ブースには寂しく車一台が放置されるのみの日産自動車に比べれば、一般客の耳目を集めるとの観点からは本田技研のイメージとも相俟って秀逸と言っても差し支えないオブジェではあった。
g431.jpg  蒸気から電力のみならず熱も使える、ひと捻りして燃料電池まで範疇に入れて呉れれば、ダブル・ミーニングに拍手喝采だったかも知れないが。

 確かに法定事項には違いくとも、消費増税の最終決定の担保に各界を並べて意見聴取と、慎重の上に慎重に事を運ぶ安倍政権である。
 選挙違反だったり親族の不祥事だったり少しずつ綻びが生じ始めそうになっても相変わらずの幕引きの早さで支持率も維持しているが、だからこそ駆け込み反動による景気後退の恐れに如何に神経を尖らせているか、経済安定こそが政権の命綱という敏感さの顕れとも言えよう。
 これで敢えて騒がず消費増税による可処分所得減を経済界が自発的な人件費増で埋め合わせたるかの如くに誘導出来れば、五輪総理も夢のまた夢でなくなるやも知れないが。

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