コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月27日(金) 老いては部下に  -ビジネス - ビジネス-

 朝から昨日御一緒した各事務所を回ってみる。丁度良い案配で永田町で体が空いたが為の半ば思い付きには違いなかったものの、いざ訪れてみると御礼の趣旨が明確なだけに必然的に一定の歓待を受け得るし、中には首尾よく御本人に再び見え、飲み屋のお姉ちゃんを口説くなら短期凝縮で毎日の如く通い詰めること、の法則に準えるのが正鵠かはいざ知らず、印象度アップを果たし得たかと悦に入るのも渉外担当としては意義あるお務めに他ならない。
 年齢も永田町周辺居住者生活も年を重ねるに連れ木目細やかな御礼のひと言が、決してぞんざいになっている自覚は無くとも日々の喧騒の中に疎かになり、結果としてお高く止まっているが如き印象を与えているきらいは否めない。有能な元部下が、元より大半はセッティング側であるにも拘わらず、宴席の翌日には今も最低限御礼メールを欠かさないばかりか、同席者にも儀礼としてそれを強く推奨していると承り、老いては子に教えられではないが、改めて原点に帰って儀礼、礼節の意義を再認識させられた朝。

 某商社が深夜残業の禁止に踏み切ったとの報道に触れる。仕事と生活の両立という大義名分と総人件費削減の相方向性が編み込まれた古くて新しい施策の積もりだろうし、商社に時間管理対象者がどの程度在籍し現実に深夜まで過剰労働に勤しんでいるかは定かでないものの、能力や実績と勤務時間が反比例する恐れすらあるのは事実に違いない。
 ただ一方でチームワーク重視と表裏一体の帰結としてジョブディスクリプションが明確でない故に仕事の出来る、速い人間には級数的に職務が嵩んでいくわが国労働慣行の中では、一歩間違えると有能であればある程サービス残業が増える羽目にも陥りかねない。
 仕事がある内が華、苦労は買ってでもとの美しい格言はさておき、ホワイトカラーの時間管理そのものにメスを入れるべきではないのか。

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