コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月16日(月) コント57号  -スポーツ - プロ野球-

 俄かに訪れた台風に身動きも取れず、溜まっていた自らの行動記録を整理したり、写真を焼いたりと作業に没頭する。安物買いに過剰蔵書の荷重が耐えかね背板の崩落した本箱も組み直し、部屋のお仕事には事欠かない。本コラムもひと月遅れに陥ると愈々ワーニング宜しく広告が現れて尻に火が点いてくる。
 それにしてもゲリラ豪雨に暴風とは、タイやフィリピンを訪れる度に風物詩の如くスコールに見舞われたものだが、丁度祐旭の学んでいる「わが国は〇帯」との穴埋めも「温」から「亜熱」に修正しなければならない日が訪れかねない勢いだろう。

g418.jpg  バースがあと1本に留まった85年以降、タイのローズ、カブレラと恰も箱根の関の如く君臨して来た年間55本塁打の日本記録が遂に軍門に下った。ロジャー・マリスがルースの60本を更新するまで34年に比べれば、先の東京五輪とともにあった55号の命脈は充分に保たれたとも言える。
 ただタイ記録の時点で残り試合が十二分に存在したこともあり球界は努めて平静に、寧ろ大人の反応を示すことがわが国国民のあるべき姿とも言わんばかりの、嘗ての敬遠合戦とは逆の意味での奇妙な閉塞感に見舞われている雰囲気もある。
 当然、統一球の「飛ぶボール」への変更も作用していようし、王選手の時代のリーグ総本塁打数や試合数に鑑みれば単純比較は出来ないというのは負け惜しみに過ぎず、本邦球界はバレンティン選手の米国実績の欠如を引き合いに所詮1.5流と必要以上に卑下する以前に、素直に青い目の異人に記録を破られた事実に悔しさを露わにすべきではないのか。
 「外国人に抜かれるのは嫌だ」と実質的にローズへの勝負の回避を示唆し、そのまま退団した若菜元コーチの直截さが今にして懐つかしい。

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