コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

9月8日(日) 56年経ったらまた会いましょう  -政治・経済 - オリンピック誘致-

g398.jpg  雨模様のため昨日に継ぎトヨタ博物館とは時ならぬ自動車シフトだが、父同様に自動車そのものには特段の関心を示さない子供達も「働く自動車展」のコスプレ擬きには、嬉々として戯れている。運転免許取得率の低下すら憂えられる若者の車離れ対策としては、こうした幼少期からの自動車との触れ合いが肝要という深謀遠慮なのだろう。
g399.jpg  寧ろ祐旭が目敏く見付けたのが三輪のダイハツ・ミゼットで「これは車かバイクか」と自問していたのは、まさに二輪車の排気量基準を援用したのが軽自動車規格の発端であり、ミゼットこそが過渡期の産物であることに鑑みれば、わが国特有の「軽」というカテゴリーに変革が迫られようとしている現下において、実にタイムリーと感嘆するのは些か職責に被れ過ぎだったかも知れないが。

 当然ある程度の勝算は見越していたのだろうが、当日まで誘致を疑わなかったにも拘わらずソウルに浚われた名古屋と仲谷知事の悲劇に鑑みる迄もなく、現地まで赴く不退転の姿勢を示した安倍総理は、確かに強運であることは否定しないものの、その運を自ら引き寄せる指導者の有り様を呈示したとも言えよう。
 取り分けアベノミクスにケインズ経済的な側面が強いだけに、防災・減災・強靭化に加えて国意発揚に観光立国と更なる御墨付きが付加される追い風は、消費増税による景気減速が懸念される中、心強いだろう。
 恐らく数少ない懸案のひとつは万博やサミット誘致で敢えて地域分散に努めたにも拘わらず、半世紀振りの再五輪が更なる東京一極集中を齊すのではないかという、言わば地方からの怨嗟の声ではないか。
g400.jpg  確かに財政に限りのある中で、例えば首都圏三環状はじめ東京近郊のインフラ整備に大義名分が賦与されれば、勿論全体のパイも応分には増大しようものの、皺寄せが首都以外に齊される構図は容易に想像されよう。
 ただアベノミクスに内在する上げ潮の論理が地域や産業、個々人に至るまで一定の差異を許容するものであるとするならば、寧ろ牽引者たる首都・東京の富の増大が地域経済をもまた、押し並べれば底上げに資するという高度成長期にも似た経済構造を、「国土の均衡ある発展」から「調和ある発展」への転換という刺激的な文言を用いることなく許容させるひとつの契機として、この五輪を捉えることも可能ではないだろうか。
 「東京は不夜城です」。最早記憶も薄れつつあるバブル期らしいプレゼンを競う深夜番組に踊ったフレーズが、脳裏に甦る。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/2907-6fe12d43
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad