コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月26日(月) トライアングル・グリーン  -ビジネス - ビジネス-

g389.jpg  仕事柄要人のアテンド役として工場見学に同行するミッションは少なくないが、先方の格が上がれば説明員も機械仕掛けのからくり人形宜しき女性添乗員から工場の実務者に昇格するから、当方にとっても新たな発見もあり為になる。
 昨年訪れた折より随分とライン全体が明瞭に感じられるのは、国内生産体制維持の煽りと言えば酷に過ぎようが、最盛期の四分の一以下に落ち込んだ生産台数の為せる業かも知れない。
 移動中、要人氏と同動するに辺っては無言では折角の機会が無駄になるが余り直截な話題も相応しくない。と逡巡する間も無く永田町方面の共通の知人に矛先が向かったのは幸いだったろう。ひと頻り嘗ての与党批判にも花が咲いたが、これこそ政官財の結接点と評するのは美麗字句に過ぎ、下世話な物言いを用いるならば本来上下関係の明瞭な官に対し政との友好関係を敢えてあからさまにすることにより心理的な対等化を図らしむる民間の知恵に他ならない。ただかく助平根性を別としても出身地談義をはじめ期せずして会話が弾んだのには胸を撫で下ろすばかりだった。

g390.jpg  小学校も六年になって初めて名古屋に住み、給食に現れた黒い物体の染み込んだ豚カツに何の疑いもなくかぶり付き、その甘ったるさに思わず吐き出して以来、高等学校の弁論大会においても各地からの来訪者には通常のソース味も用意すべきかとの論議には寧ろ味噌味を割愛したらと主張する程に、味噌カツには忌避感が強かった。
 ただ八丁味噌そのものは好物だし、未だにブルドックよりは甘味の強いカゴメ味に馴染みが深いのは地域性よりも親の味覚を継承したが故だろう。ならば年を経れば果たしてと帰路、新幹線の名古屋駅構内に嫌と言う程並べられた味噌カツに手を出してみたが結果は無惨、冒険ダン吉は無謀だった。
 味噌も糞もとは言わないが、矢張り味噌は味噌に相応しい絵柄に用いられて欲しい。

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