コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月14日(水) ほめてやらねば、人は動かじ  -地域情報 - 新潟県-

g359.jpg  盆前半を出社に充てたため父にとっては随分と短くなった今年の湯沢だが、到着から一夜明け趣向を変えて長岡へと向かう。
 浦佐の銅像や原発のお膝元の記念館と新潟と言えば田中元総理関連の名所旧跡には永田町周辺居住者として当然の様に足を運んだが、本日は時計の針を更に巻き戻して山本五十六記念館から御目見えである。
 ただ年配のツアー客が次々バスで乗り付ける一大観光スポットの割には、家系と軍務に至る足跡ばかりが強調され、ニューギニアで撃沈された機の一部展示こそあれ、わが国航空戦の先鞭を築いた名軍人たる紹介に欠けるのは戦後教育の賜物と言えばそれ迄だが、些か拍子抜けかつ撮影も禁止では長居は無用である。
 幸い近隣の公園には銅像のみならず復元された旧家がひっそりと佇んでおり、寧ろこちらを有料にすべきではないかと観光センスを疑ったが、期待薄でも足は運んでみるべきという教訓、或いは山本元帥の「常在戦場」の教えだろうか。

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 一家を率いて軍事視察とは偏向も極まれりと言う勿れだが、実は父の趣向はここまで、わざわざ湯沢から長駆車を飛ばしたのは公資の幼稚園時代の友人が遠く英国から一時帰国を果たしたが故に他ならず、以降合流して通例の長岡巡りに回帰する。
 日本海側の夏の景勝、海水浴地たる寺泊地域の北端まで足を伸ばして海を眺めつつの伊太利料理は、曇天故に佐渡を拝めなかったのが心残りだったが、再び南下して到来した越後丘陵公園は掘り出しものだったろう。
g362.jpg  長岡ニュータウン開発失敗の穴埋めという来歴を伺えば怪我の功名とばかりに手放しでは讃えられないのかも知れないが、丘陵に拡がる広大な国営公園の水遊びに没頭する子供逹。ただ実際には園児時代の同僚と言っても一年も経てば寧ろ親同士は親密でも本人逹には既に微妙な距離感があり、漸く慣れて来て高鬼やらが始まったにも拘わらずアスレチックにふわふわトランポリン、四人乗り自転車と趣向を変え続けたのは、一期一会の公園全編満喫を企図とした父の意向には叶っても、彼等にとっては余計な配慮、単純に一箇所長時間滞留の方が「再会」には相応しかっただろうか。
 壁一面に蝶の並んだ大昆虫展で鳩山邦夫氏の気分も味わって退散、湯沢発の一日旅、新機軸は総括すれば盆に相応しいイベントとなったのではなかったか。

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