コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月31日(水) 函館幕府のいただきで  -地域情報 - 北海道-

g329.jpg 朝風呂を浴び、チェックアウトの際の中国人バスの群れに再び畏れを為すも、行き着く先は五稜郭、先ずはタワーに登壇する。残念ながら昨年東山で入手したタワー・スタンプ帳は持参しなかったが、王政復古の大号令の最期の関門となった地に足を踏み入れるのは感慨深い。
g330.jpg  ただ幕末が注目される構造は理解出来るものの、ここもまたグッズは土方ばかり。祐旭に煽られタワー・キャラクターのGO太君こそ購入して仕舞ったが、生き永らえた榎本の存在が霞むのは判官贔屓の為せる業だろうか。僅かに家督を継いだ甥が居住しただけの龍馬記念館すら存在しているのだから、蝦夷共和国総裁・榎本武揚と千島樺太記念館ぐらいは観光・学習スポットとして拵えて欲しいところである。
g331.jpg  五稜郭内部に闖入すれば、 立派な函館奉行所が再建されたのが10年、タワーが06年と幕末人気に乗じて着々と観光整備に務める函館市の強かさが伝わってくる。子供達は寧ろ内側から外敵を駆逐するのに障壁になりそうだった外壁の武者返しは素通りしたものの、釘を使わない日本建築を解説する奉行所ビデオには揃って釘付けだったことを竹中工務店にお伝えしたい。

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(上)函館、(下)旭山動物園にて
 残念ながら退散する折りには雨となり、 建屋が妙に情緒あるレトロモダンの店で塩ラーメンを賞味するが物足りない。初日の札幌でもガイドブックに連れられたらもやし臭の強い変則味噌だったし、旭山動物園内の豚骨ベースの醤油も含め、ラーメンには的を射ない旅だったろうか。或いは札幌発祥の味噌はじめ北海道産ラーメンが既に全国に市民権を得た証しとも言えようか。
g334.jpg  異国情緒溢れる旧英国領事館や旧函館区公会堂で正当な観光客モードに回帰して、夜景をパスした函館山に歩を進めたが、雨こそ落ち着いたものの上空は激しい霧で麻原状態、やむを得ず途上少し角度は低くとも霧には紛れず前方の開けた空間から、少し潰れた定番のハート型の半島を撮影、タワーからも津軽海峡はおろかここ函館山すら拝めなかったし、台風で飛行機が欠便した沖縄とは雲泥の差とはいえ、天候には必ずしも恵まれなかったのは玉に傷だった。

g335.jpg  詰め込みの旅の帰結として最終日は時間が空いて仕舞い、再び湯の川温泉に引き替えし熱帯植物園では、夏なので温泉に入る猿こそ拝めなかったが、再三の餌付けに及び四十五肩で遠投した餌を最上段の猿に見事キャッチされ存外に楽しい。
 しかし同温泉発祥の地たるに由来する足湯に触発されたか、どうしても風呂に入りたくなり温泉には違いないくもどう見ても地元の銭湯風情に駆け付けたら内湯から露天に抜ける回廊構造は面白かったものの、源泉掛け流しが熱過ぎて高温浴槽は到底入れず。それでも風呂フリークも尋常を越し、男三人わざわざ入浴料を追加して新館にも潜入したが、ほぼ同じ構造の上に更に熱い風呂を堪能する羽目に陥り、今度は低温すら足を踏み入れる所ではなく、逆説的に北の寒さ厳しきを痛感したのであった。
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五稜郭で唯一発見した榎本フィギュアと土方もっこり
 オーラスは煉瓦街で小樽で遣り過ごしたオルゴール館を賞味、小樽同様港町の嘗ての隆盛は偲ばれ、GLAYが地元ヒーローであることこそ確認出来たものの他は単なる土産物街に過ぎず、収穫は土方もっこりのみだった。
 漸く良い案配かとレンタカーを返して空港に到着すれば勘違いしていて既に出発間際、慌て食糧を調達して帰路に着いた。最後まで段取り不足、出た所勝負の旅だったが、それもまた良き、お疲れさまでした。

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