コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月21日(日) ねじれにさよなら  -政治・経済 - 2013参議院選挙-

g301.jpg  野次馬根性で言えば20時の時報を迎える瞬間まで白黒の読めない開票速報こそが視聴率的には期待されようが、期日前投票比率の増加とその出口調査の精度向上により回を重ねる毎にハプニング性は薄れ、魅惑的なコンテンツたり得なくなりつつある。取り分け終始与党の圧倒的優位ばかりの伝えられた今般は、半ばインナーでない限り、速報に釘付けになる高いニュース・バリューは持ち得なかったろう。
 しかも冒頭からの当確ラッシュが過ぎ去れば残るは接戦の予想される重点区ばかりで、僅かに複数区における野党の配分に幾分の意外感が漂うものの大勢には影響薄く、余りに予測通りで退屈なこと夥しい。
 詰まるところ投票行動に複雑な要素は少なく、組織に委ねられない、一時は民主に集積された票が雪崩を打って離反し、与野党問わず分散したのは先の衆院選同様だが、選挙区が大きい分基礎票を糾合出来る共産が浮上し、維新・みんなは選挙協力を行えば計算上獲得出来た都市部の五議席を失い、より敗北感が明瞭になったに過ぎない。 民放こそ各党幹部や評論家の出演で手を変え品を替え番組を繋いでいるが、延々と開票を繰り返すNHKでは、既に当確の打たれた候補者の票数の伸びを追っても陣営の一員でも無ければ関心の欠片も感じられない。
g295.jpg  ただ永田町周辺居住者としては、勝敗が定まればこと足れりに至らないのは、パイが大き過ぎる為に事前出口が殆ど機能しない全国比例の帰趨が待ち受けたているからであり、自民で言えば固有の組織を抱える14候補には早々に薔薇の花が飾られ、ドント式の当選数にも目鼻が付き、テレ朝が全英オープンに切り替わってなお安穏と松山選手の奮闘を眺めてはいられない。
 加えて知名度頼みの候補者は開票の遅い都市部の開きに連れ捲って来るから、特定地元票を基盤とする衆院からの転向組が圏内に付けていても予断を許さない。
 おかげで単身自席に張り付いたまま朝7時のニュースが最後の当落を打つまで夜なべせざるを得なかった。
 本来の大目標たるねじれ解消が恰も所与の与件の如く遥か後方に押しやられ、単独過半数に迫る大勝にも比例の伸び悩みで一抹の爽快さに欠けた政権政党に比べ、8議席で躍進と賛美される共産党が幸せか否かは兎に角、暑い夏は漸く幕を閉じたのであった。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://kayukawa.blog41.fc2.com/tb.php/2872-613cadf1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad