コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月15日(祝) 高度技術集積都市  -育児 - パパ育児日記。-

g286.jpg  今年も発表会当日がやって来た。例年、昼過ぎの開演直後から出演の機会に恵まれていたが、二人とも勤続年数から中堅所に格上げされたか、冒頭は午前のリハーサル時に続きアングルを変えレンズを替えの入念なカメリハの時間と相成る。
 漸く14時過に楽屋に赴くと逆にここからは怒濤の出番続きで先ずは連弾、父もご登壇である。これまで楽譜に弱い父はわざわざMidiで打ち込んで耳からパート譜を叩き込むなど涙ぐましい努力を重ねてきたが、今般は幸い公資は父も嘗てエレクトーンで発表に挑んだ映画スティングの「エンターティナー」に決まり、バッキングは自由にとの御墨付きの基に気楽に臨んだところ、表題程にはエンターテインメント性こそ発揮出来ず微妙に公資の手が止まったりもしたものの無難な船出である。
 しかしながら例年通り最後尾に陣取ったカメラ席にとって返す暇もなく訪れた、柄にもなく緊張感を漂わせる祐旭とのそれでは危惧されたミスが勃発する。敢えて教諭主導にあらず楽曲選択を進めたのは父の趣味と負担軽減の双方からの要請であり、それはマリンバを司どる子女の出産で多忙を極めた教諭側にも好都合だったろうが、おかげで父子で教室に足を運んだのは一度のみと実質的に父の差配に委ねられたといって良い。
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 だからこそのYMO「テクノポリス」に他ならなかったが、一方で祐旭のパートは原曲を知らない教諭に振り付けられており、微妙に間奏の長さはじめ父の体感と合致しない部分があっても既に祐旭は体に染み付いているから父サイドが合わせる他はない。
 ただ父のカヴァーバンド中国男の経験則からもリピートの回数は手が自然に奏でる程に染み込ませてなお容易に勘違いを生ぜしめる曲者であり、過去のライブ音源に当たっても本家もそれは同様である。
 そして現に祐旭が三回目の繰返しを飛ばしてサビに入って仕舞い、それでも父が冷静にベースラインを余分に奏でて祐旭の立ち直りを待てば良かったものの、等しく泡を喰って以降は二人揃ってメロメロのままオーラスを迎える羽目に陥った。
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リハーサル風景
 なまじ単なる繰返しでは詰まらないとばかりに右手で一回毎に異なったオカズを誂えたが為に応答に戸惑ったとも言えようが、矢張り自らの本番における柔軟性、出たとこ勝負気質を過信して練習を怠ったが故の失策であったろう。
 更にインターバル不足で臨んだソロは二人とも些かつっかえつっかえで、総じて完成度の低い演者が並んだ今発表会の中では決して卑下すべき内容では無かったものの、伸び伸びとしていたリハーサルに比べて余りに辿々しかったのは、本番の雰囲気に飲まれた分を割り引いてなお、連弾の結果が響いていたのだろう。
 教諭側の多忙から恒例の合奏も割愛されていて珍しく落ち込んだ祐旭には挽回の機会が無かったが、勉学が多忙を極める中で尽力には、父の不首尾を謝するとともに心より賞賛の辞を捧げたい。

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