コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

7月3日(水) 言葉と文字と  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

g272.jpg  人と人との繋がりが生命線の様な客商売だから人との出会いが楽しいと思えなければ務まらないし、事実他者と邂逅すれば下世話な物言いだとしても大なり小なり何等かのインテリジェンスは得られるから刺激的に他ならない。
 ただ折角の知的好奇心も情報があり余れば麻痺して来るし、広聴にはそれなりのエネルギーも消費するから面談が続き、一段落すると存外に疲労の蓄積が実感される。
 従って朝と昼のパーティを経由して午前中は永田町、午後は福岡、更に宴席と盛り沢山の行程を終えればひと仕事こなした安堵感こそあれ、肉体的にはヘロヘロである。にも拘わらず夜の街に繰り出して仕舞うのがアグネス氏ではないが「天神だからできること」の魅力か。

g275.jpg  昨晩は出版記念会に赴いた。同時代性かつ本人による回顧録であるのが「私の履歴書」の売りだが、その分各方面への配慮が行き届き過ぎて平板になりがちなきらいは否めない。
 しかしながら今般の元総理のそれは、政治家本にありがちな執筆者の顔の見え難い業績の羅列に陥らず、適度に裏話も散りばめられていて興味深かった。取り分け時にはストレートに、未だ支障の有りそうな話題は一定の政治的な知見を有する層には想像に難くない言い回しで思いの丈を述べられており、ご勇退に至る経緯も含め心情が慮られて一気に読了し有た。
 墓場まで持っていかなければならない事象も数多かれど、歴史に携わった第一人者の責務として公的な記録を遺すという姿勢に大いに敬意を表したい。

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