コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

6月12日(土) 全ての道は  -地域情報 - 東京まちさんぽ-

e666.jpg 28日からの37路線50区間の無料化社会実験開始と何等歩調を合わせた訳ではないが、思い立って法事をサボり、去る三月末に開通した首都高速中央環状新宿線南半分の探索にこの日を費やすこととした。
 勿論、世にも珍しい道路オタクではないのだが、政治に携わる者として首都圏三環状の早期開通という都心部における大きな命題を自ら体感するとの名目のもと、都市変遷評論家たる好奇心を満たすのが今回の趣旨である。
 だからと言って特段の準備を施すこともなく、山手通りを南下すれば南端のIC、或いは唐突に地を貫いて現れる四号線との合流部の如き構造物が見付かるだろうと安易に構えていたら、待てど暮らせど現れない。246を通り越えて仕舞えばそれ迄の複雑怪奇な車線の変遷が嘘の如く、無垢な山手通りが工事の進捗を待ち受けるばかりとは、明らかに次期工事区間に入っているから引き返さねばなかるまい。
 結局目視出来た中で最南端の富ヶ谷ICを下り北方に進路を遡ったが、既に中野長者町以北はゴルフの際に試乗済だし、俄かに渋滞色強まるなか退避しようかと表示に目を遣れば、長者町に出口なしとはビートニクスも真っ青ではないか。確かにC1環状線の代替として、放射路から放射路へと行き来する、本来は都心部に流入する必要の無い車両のために設けられた短絡線だから利用率が高くなければ寧ろ問題だが、五号線との共用部分で車線が減少するために恒常的な渋滞が発生しているのも明らかで、コンクリートの意義を改めて実感せざるを得ない。
e665.jpg  結局西池袋でUターンし、再び高速上の人となり南下すると、今度はスイスイ大橋ジャンクションに到着した。要は本線は未だ現れず当面ここ迄来れば自然と三号線に合流する構造を漸く理解したが、ゆりかもめと共用する11号線レインボーブリッジ進入部等で回転による高低差解消の試みは経験済みであるとはいえ、全工程が建屋の中なのでタンクローリーに包まれている様な不思議な感覚である。黄泉の国を抜けるが如くいきなり視界が開けるとそのまま東名方面に抜け、三軒茶屋で降りて246を引き返し、遂にコロッセウムの如きジャンクションの外観に対面した。
 こんなことになっていたとは流石にコンクリートの有り難みを感じ過ぎで、これでは全線開通迄幾千里も宜なるかなだろう。環八の旧開通部と新規建設部の明白な格差の如く技術の進歩、余裕ある車線幅など後発の利得が存在するのも事実だが、限られたリソーセスの傾斜配分の難しさ、それがための逐次投入の斎す時間の経過によるコスト増を痛感させられた。
 現代の王宮を堪能した後は性懲りもなく再度246を引き返し、池尻から逆ルートで進入するが、今度は回転しながら坂を下るので今後延伸に依り利用が高まれば注意喚起も必要だろう。再び北上し四号線に繋がるべく地上にぬっと現れ、高井戸で降り終了、予想以上にスムーズな中央環状視察であった。東京西部在住者には東北道に向かう際位にしか縁が無いが、再来年に三号以南が繋がれば再び訪れてみたい。

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