コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

8月1日(土) 南の島の歩き方  -海外情報 - 南の島-

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 委任統治領として二十数年に及び旧大日本帝国の配下にあり、激戦地として多くの同胞がその身を賭したサイパンに対し、大東亜戦争中の二年余り軍政に欲しただけのグアムにおける"わが国"たる痕跡は乏しい。
 それでも日の出づる国に生を受けた者の務めとして、豪雨の二日目朝は島北部の慰霊塔を訪れた。非常に静謐ではあるが搭そのもの以外に特段のモニュメントはなく、夏という時節柄か遺族であられるか直接の関係あられよう方々が隣接するお寺と教会の混合物の様な建屋に集っておられたため早々に同地を後にしたが、ホテルのプール脇に残された高射砲の見聞ともども僅かながらでも歴史にも触れることが出来たと述べておこう。
 ただ「軍事」面では寧ろ近未来の方がわが国とはより関わりが深く、米軍再編に伴って横田や沖縄から島最北のアンダーソン空軍基地への部隊移設が予定されている。ならば市井の人に過ぎない身の上としては沖縄で自衛隊御案内により米軍基地観賞スポットを行脚した折りには及ぶべくはないものの、責めて近隣のリティディアン湾まで赴き雰囲気だけでも味わいたかったが、慰霊搭の蜻蛉返りだけで円高の昨今でも一万円以上費やしていたので到底足が届かなかった。マリアナ諸島では日本の免許証で運転が出来る筈なので、レンタカーを借りての島内巡りの手筈を次回への申し送りとしたい。

e270.jpg それでも二日目ともなると智恵も付いて来て、廃止された直通バスに替わる免税店迄のTAXI無料送迎を活用する等して、改めて中心街たるタモン湾のビーチを訪れた。総じて海は泳ぐというよりはマリン・スポーツ向きだが、浜辺に海の家もどきが鎮座在すここアウトリガー・ホテルの浜辺にはビーチパラソルも並びリゾート風情満載である。
e271.jpg ただ残念なことには大枚50$を払って海辺に浮かぶ足漕ぎボート類の乗り放題に挑んだのは良かったが、俄かに雲行き怪しくなり、祐旭と載った二台目のスワンではや豪雨に見舞われると強風に舵を取られ沖へ沖へと流される恐怖感を充分に味わった上に、そのまま海沿いの喫茶で待機せざるを得なくなったことだろう。南方のスコールの唐突さを体感せしめられたが、予期せぬ出来事もまた旅の想い出と割り切る他はなかろう。シャトルバスで中継地たるKマートに立ち寄り、思い切り安夕食で済ましたのは、些か高額な時期に決してリーゾナブルとは言い難い旅において、漸くグアムの歩き方を心得たものと日記には書いておこう。

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