コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

3月31日(金) 割増しは幾ら  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

 ジョブ・ディスクリプションの明快で無いわが国企業においては、余程"独自の闘い"の研究職でも無い限り、一人の休暇は周囲の人間への一時的な負荷の増大を意味する。
 元より携帯電話や電子メールの常態化により、たとえ休日であってもテレワークの世界は成立するから時間管理の現実との解離が顕わになっているとはいえ、逆にだからこそ祝日を増やして「赤信号、みんなで渡れば」ではないが、世の中一斉の休業を促進するのがわが国らしい手法と言えよう。
 そこに第三次産業の労働強化の危惧を読み取るか、それ故に尚一層の生産性の向上が必要と受け止めるかは表裏一体である。勿論、サービスを享受する側も15時に戦線離脱したとして早々に宴席を設ける展開には及ばなかろうから、総理の様に座禅も組めないとあらば、結局は早々に帰着して運が悪ければメールの対応に追われるのが関の山かも知れない。
h868.jpg  しかも間の悪いことに年度末に直撃し、第二回にして早くも実効性の危ぶまれるプレミアム・フライデーであった。結局、父の退院で今度は夫婦で名古屋遠征となったため、別の意味で大いに個人消費の拡大には貢献したのだが。

 昨日は販売店にて大幅な架装を施した自動車二台を奉納、修祓式に日枝神社を訪れる。永田町が職場の様なものだから折りに触れて足を運んではいるものの、昇殿するのは実に公資の御宮参り以来で厳かな心持ちに襲われる。
 しかもお祓いを終えるとセンチュリーが待機しており、期せずして元衆院議長の御仁にも遭遇して仕舞ったではないか。現役時代、上京中は必ず日に一度参拝されていたとは伺っていたものの、程無く卒寿を迎えられる今も足取りは全く乱れていない。
 神社で大神官猊下に拝謁して更に霊幻あらたかな発車オーライ。

3月26日(日) 男がピカピカの  -スポーツ - ゴルフ-

h865.jpg  ひと月前の長いお醤油から今度は敢えて短いお醤油、あやめである。
 前半はトリプル3つにフォースと荒れた末の54はそれでも凌いだ感があったが、後半は覚醒したか15番まで3連続ボギーにダボ、パーでボギーペース、更に16番ショートをパーで45を下回る勢いのカサブランカ・ダンディー状態とは上出来極まりない。
 流石に最後に崩れて大きく画竜点睛を欠いたものの、ドライバーは左へ引っ掛けばかり、アプローチはトップ散見でよくぞギリギリまで百切りの可能性を残す緊張感あるゴルフが成立したものである。
h867.jpg  詰まるところ短さの有り難みを重々堪能したとも言えようが、又もや風呂は改修中ながらその分早々に退散してブックオフまで寄り道出来たのも却って幸便だったか。

 しかし棒振りは土曜よりは日曜が通例パターンのところ、本日は終日雨だったのだから昨日で正解だったのである。
 間が悪いことにプリウスの12カ月点検の予約が入っていたが、待機中にラーメンを食し久々のマッサージで股関節が回復したのだから、禍福は糾えるものか。
h866.jpg  帰着すると「リーダーズ2」が放映されている。前作は原作があり悪役も明瞭で住友銀行は随分と不快な思いをされたろうが、今回も豪奢俳優陣で幾分「半沢直樹」チックな演出も含めよく出来たドラマだったのでは無かろうか。
 ただ損保も證券も電機も綺麗に各社が同居したスポンサー構成は元より、処々現代に範を採った教訓めいた台詞が織り込まれ、歴史は逆算して創られる、の趣きもそこはかとなく伺われはしたのだが。

3月23日(木) 恩讐を超えて  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h862.jpg  五代に亘り禅譲を繰り返してきた宏池会が初めての分裂に見舞われたのが98年、その当事者たる故・加藤紘一氏の子女・鮎子氏の朝食会にもう一方の河野洋平氏が現れるとあらば、永田町周辺居住者の耳目を集めるのは当然だろう。
 嘗てのプリンス河野氏も既に80歳、久方振りの講演に如何なる昔話に花を咲かせてくれようと思いきや、宏池会分裂の経緯は元より河野談話にも全く触れず仕舞いの穏やかさで、連立与党での選挙の難しさを述べたのが政治評論家的には貴重なオーラル・ヒストリーだったろうか。
 立ち位置からすれば反安倍であろうから、野党の不甲斐なさを愁い、返す刀で自民党内の左派を鼓舞する姿は、親蘇と親中を今となっては十把一絡げに看做して良いならば父譲りのオールド・リベラリスト結託の絵柄である。
 ただ新自由クラブそのものが中道左派と保守第二党の左右に触れて瓦解した記憶こそあれ、恩讐は超えても思想は変わらないという意味では首尾一貫していると言える。公に姿を見せるのは控えておられる様だが、ご健在でした。

h863.jpg  この日、永田町はこちらも久々の証人喚問に緊張感ある一日だったが、本来ならその話題を紙面から追い出す効果を期待されたWBCは残念ながら前日に散って仕舞った。
 そもそも大谷投手兼外野手が辞退した時点で国民的関心は下がったものの、その割にと言っては失礼だが、よく打線がカバーして健闘したのではないか。
 h864.jpg 結果として米国に敗れ、その米国が初優勝を遂げたのは日米対話を前によいお土産になったとは言い過ぎとしても、毎度存亡の危機が憂えられるWBCの未来には却って朗報だったのではなかるまいか。
 東京五輪を控えるだけに些か中継ぎ感のあった小久保氏には、初代常任代表監督の大任を終え改めて指導者の道を歩まれんことを餞けに祈念したい。

 夜は又もやの女子会闖入に続いて大学時代の友人の渡泰壮行会のダブルヘッダー。
 お腹一杯の一日ですね。

3月21日(火) おとなは秘密を守る  -テレビ・ラジオ - テレビドラマ-

h861.jpg
こちらは南軽井沢(02年)
 TVドラマを毎週心待ちにするのは何時以来だったろうか。確かに昨年の大河ドラマ真田丸は久々に完遂し、その勢いは直虎に継承されているものの、男顔の柴崎コウ氏を女城主に見立てる配役の妙こそあれ、残念ながら実年齢の割には容貌に老獪さが滲み出ていて、もう少し若い時分に演じていればとの落胆も打ち消し難い。またそもそも一年付き合う大河とワンクールのそれとでは瞬間的な濃密さには自ずと差異も生じよう。
 或いは竹内まりや氏の主題歌「カモフラージュ」が筋書きと共鳴して時代のヒット曲として後代に色濃く印象を残している様に、もしかしたら20年近く前の「眠れぬ森」が、最期だったかも知れない。元より往時は余程のマニアで無ければVHSに録画して鑑賞する様な行動パターンは稀で放映に合わせて帰宅しなければならなかったから、現在は非フリークの視聴者にも住み易い世の中であり、寧ろその層をターゲットとすることが可能になったからこそ『カルテット』の隆盛が斎らされ得たのかも知れない。
 四年前の『最高の離婚』もそれなりに真面目に見ていたから、坂元裕二氏という脚本家を認識していなかったのは失態ではあったが、ドラマとはたとえ小津映画の様に日常を題材としてもなお非日常を描くものであり、巡回する恋愛模様と昨今流行りのサスペンス要素を同居させた造りは現代的である。
 そして特徴的なのは随所に非日常の中の日常の細部を笑いとともに挿入している点で、例えば「唐揚げにレモン」のエピソードが再三登場したのはこの構成が視聴者にも受け入れられたことを示していよう。
 ただどうしても台詞回しが芝居掛からざるを得ず一歩外すと気恥ずかしさが先だって仕舞うが、それを補っているのが役者の表現力である。同時に弦楽四重奏による椎名林檎氏の主題曲と相俟って、テーマそのものたる音楽との親和性が花を添えていよう。
 更に言えば柴門ふみ氏由来との表現が正しいかはさておき、男女四人の人間模様を組み立てるに当たって、嘗てのトレンディ・ドラマが社会人の癖に遊んでばかりと揶揄された失策を糧に、敢えて閉ざされた空間を設定した舞台配置の妙も挙げられよう。 こうした脚本と演出、俳優、音楽家のアンサンブルこそが勝因であり、最終回は平板だったものの敢えて奇を衒わずハッピーエンドに纏めたのは、幾分の喰いたり無さこそ残っても後味は良かったのではないか。
h860.jpg  暫く火曜の夜はカルテット・ロス症候群になりそうである。

 嘗て阿佐ヶ谷の風呂で長らくアイスボックスに眠っていたのかすっかり凍り付いたそれを発掘して狂喜乱舞した、ガリガリ君のコーラ味が久々にコンビニに並んだ。
 長年の課題たる赤城乳業の工場見学は未だ実現していないが、秘蔵してあったガリガリ君パズルを解きながら賞味する。
 こちらにはとくに秘密はない。

3月19日(日) 19番は温泉で  -育児 - パパ育児日記。-

h856.jpg  想えば駆け出しゴルファーだった時分には妻と二人でショートコース巡りに勤しんだものである。
 歴史は繰り返す、或いは人生は螺旋階段を登るが如しと言うべきか、初心者にも至らぬわが子らとともにショートコースも第二弾が訪れる。
 三連休の中日にも拘わらず関越道は事故と自然とが入り乱れる激しい渋滞で、一旦降りて狭山環状有料道~圏央道経由再び登壇して漸く熊谷にやって来た。
h857.jpg
h858.jpg
 前回の、子供達の予想を上回る順応振りに味を占め処々に100ヤードを大きく上回る、ワンランク上に狙いを定めてはみたものの、何しろショートコース仕様の上に2グリーンでは須く狭きこと夥しく、かつそれなりに樹木も生い茂り行く手を阻んでいては通常コースとは異なった難儀さが跋扈しよう。
 中でも6番最長の173ヤードで妻の4Wを借りほぼワンオンしたのは我ながら恐悦至極だったが、概ね右へ右へと腰の回らぬ保守反動主義者に終始し、ウェッジでの球の上がらない病が再び発症とは次回に向け不吉な予兆にならなければと不安が募った。
 今や背丈が父を追い越しそうな祐旭は伸び上がり過ぎなのかトップは疎か空振り続きでホールインワンの面影なく、替わりに公資が旨く球を掴まえて飛ばしていたのだから判らないものである。
h859.jpg そもそも熊谷まで遠征したのは首都圏のショートコースとしては希少な18ホールを擁する規模のメリットに帰因してが、結果としては周辺環境もコースそのものも前回に比較すれば些かの寂れ感は否めなかったろう。ただ自動車なら数分の距離に複合温泉施設があり、こちらも矢張り首都圏には希少な混浴スパゾーンが設けられていたのももうひとつの誘因であったのは疑い無い。
 失礼ながら埼玉の原野にいきなりリゾートが似つかわしいかはされとて、結論から言えば小ぢんまりとした露天風呂であり、風情はあっても湯船の数に拘るわが方には、ゴルフともども特色に凝り過ぎて何れも期待値には微妙に及ばずだったか。次回は穏便に近場の9ホール二回で攻めたい。

3月15日(水) 全民労協の香り  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h854.jpg  75年のスト権ストの記憶が無いのは既に小学生になっていたとはいえ東急沿線で国鉄とは縁遠かったからだろうか。それでも十数年前までは鬼の動労の末裔なのかは定かでないが、集中回答日を大幅に過ぎてなお千葉方面は賑かしかったものである。 時の流れは残酷なもので、今や永田町界隈に現れる筵旗も、ウルトラソウルならぬウルトラレフトの方々は健在であっても反原発より遥かに本数少なく見受けられる。
 元より産別労組の意義を否定する謂われはないものの、曲がりなりにも労働側をベースとした前政権時に比して、三年連続のベアのみならず着実に賃上げが行われているという意味では、言葉の良し悪しを別とすれば「官製春闘」たるレッテル付けも必ずしも間違っているとは言えまい。
h855.jpg  そもそも鉄が隔年となって久しく、重電・弱電ともに経営は国境も跨いで優劣が明瞭となった今は、専ら自動車が春闘の牽引たる機関車の任を務めるスタイルが定着しつつある。想えば80年代から春闘のリード役を担ってきたIMFーJC改メJCM自体が総評、同盟、中立労連の枠を超えて「金属」として共闘することに価値があった時分の産物であり、カウンターパートの日経連が経団連に糾合されたのと同様に、連合が所与のものとなった現在、こと春闘の局面においては歴史的使命を終えたとも言える。
 ただ「官製春闘」であるならば寧ろ対峙するよりは内なる改革を志向すべく労組から政権へのアプローチがあっても良いだろう。既に原発の是非という政治的イシューを抱えているとはいえ電力は労使相手を携えて党派に囚われない支持・支援に切り替えており、JCMに限らず須く民間労組も官公労とともにアプリオリに中道左派政党と一蓮托生を続ける必然性は感じられまい。
 それが安全保障政策では自民党より右と言われた嘗ての民社党の様な形を採り得るのか、 旧社会党が相当数存在したからこそ「自公民」の枠組みが成立し得た数の論理に照らす限り方向性は見えないが、奇しくも確定申告〆切と同日に、年中行事と化したご説明行脚の今年も末端を担いながら夢想する。

3月10日(金) 道は拡くても  -地域情報 - 名古屋・愛知-

h851.jpg h852.jpg
 盛り沢山の熟成肉を平らげた上に巨大なパフェが現れ米国人の胃腸の強靭さと彼我の差を改めて自覚した昨夜から、明けて本日は早朝から遠征である。
 大学病院と言えばひと昔前は絵に描いた様な白い巨塔であったが、いきなり呼び出されて無しの礫で待ち惚けでも泣き寝入りするには及ばず窮状を訴えれば、寧ろトラブル・リスクに過敏になり過ぎているのか、ひと言文句に及ぶだけで現れる人須らくお詫びモードで、それはそれで声の大きい者勝ちに陥る懸念は否めないものの大分とサービス業たる自覚が進んだものである。
 元より外科医氏は入院客馴れしていない内科の対応に御不満の様子で、財前対里見の立場の相違のみならず科あって院なしの縦割り構図は不変とは、病院らしくて逆に少しばかり安堵した。
 父の転院に伴い介護タクシーが手配されていたのは手際良いが寄り道ひとつ了解を取るのもひと仕事で、これを揺るぎない計画性と見るか杓子定規と捉えるかは紙一重であろう。
 しかし中途から父の車を動員して物資の調達やら移動を重ねたのだが、改めて強烈に想い知らされたのは愛知県の信号の長さだろうか。県道レベルに至らなくとも一本道相互の交叉点が多く、かつ右折レーンが少ないので実距離以上に体感としての移動時間を擁するのである。
h853.jpg  元より公共交通機関で殆どの移動を賄い得る帝都が特殊であって、病院ひとつにも自ら足の手配が必要ならば循環バスに準ずるが如く地域の自動運転を求める声が生まれるのも宜なるかなであろう。
 現実には公共準拠の補助を戴いたとしても採算の取れるレベルに至るには相応の時間が掛かろうし、愛知県の様に中途半端に都市の様相を呈して交通量の多い街路には尚更望むべくも無かろうが。
 乗り馴れないクラウンを長丁場で操舵したおかげで右股関節に鈍い傷みを覚えたのは五十肩ならぬ五十足の前兆か。息抜きは病院に程近い岩崎城跡を一瞬覗いて小休止のみながらも6時発で帰着は21時、長旅でした。平日だからまだ良かったのかは近い内に明らかになろうか。

3月5日(日) 君こそスターだ  -政治・経済 - 政治・経済・時事問題-

h849.jpg  近年は企業の株主総会においてもステークホルダー重視の観点からもイベント擬きの趣向が凝らされるケースも少なくないと聞くが、政党のそれに当たる党大会にもまたエンターテインメント性を期待して仕舞うのは、三年前の松崎しげる氏のインパクトが余りに強かったからだろう。
 恐らくそれが期待値のハードルを上げて仕舞ったのか、翌年の中西圭三氏には二番煎じ感しか斎されず、結局昨年は適時性は高かったものの五郎丸氏と、正直なところハプニング的な意外性には乏しかった。
 と言うのも嘗ては政界に転進する遥か以前の田村亮子氏が登壇した様に、党派性が少ないからこそスポーツ選手は定番中の定番メニューなのである。ただ幾ら青学駅伝の原監督が弁舌爽やかだとしても数千人を前に生シンポジウムのコーディネーターは流石に荷が重く、しかも長年マスメデァアに晒され続けた煽りからか、常に無難な発言に終始すべく殻に籠る習性の確立された福原愛氏に、気の効いたひと言を求めるのはそもそも大きな無理があったろう。
h850.jpg  寧ろ兎角「安倍一強」が喧伝される中、奇をてらわずオーソドックスなスタイルを意図的に指向したとすればその目論見は的を射ており、結果的に60年前の祖父・岸信介氏とアイゼンハワー氏との、第一回日米首脳ゴルフの逸話を自らの第二回と対比して笑いを取りつつ語りかける安倍総裁の方が、勿論間の取り方をはじめ弁舌自体が更に巧さを増すとともに心理的余裕の為せる業でもあろうが、ゲストより遥かにスターである事実を如実に浮かび上がらせていた。
 本来は今大会は総裁公選規程の改定=三選解禁が目玉である筈だったが、既定の事実として幹事長の党情報告でさらりと触れられ追認したのみで、逆に総裁自ら述べた憲法改正への強い意欲が印象に残る、見事な構成だったのではないか。図らずも「安倍頼み」もまた改めて浮き彫りになってはいたが。
 ゴルフ翌日の立ちんぼは午前中だけとはいえ足が棒になったのは御愛嬌ということで。

3月4日(土) 大仏の効能  -地域情報 - 関東地方(茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・神奈川)の最寄り駅情報-

h847.jpg  帝都西部からは明らかに距離のハンデのある茨城方面がゴルフ場のメッカとして機能しているのは、嘗ては全てがバブリーであったのだろう今なおクラブハウスは豪華絢爛なそれが安価にプレイ出来るメリットとともに「常磐道は混まない」という神話に由来する要素は少なくない。
 確かにラウンド中は殆ど拝めないとはいえ霞ヶ浦を睥睨する豪快なコースには違いないが、その分距離も豪快で前半は実に3300ヤード。前回のアプローチ・シャンクこそ影を潜めたものの悉くパットに嫌われ、ダボペースにも至らぬ冴えないスコアだった。
 とはいえ後半南は3番ロング、4番ミドルで何れも寄せワンのパーとパッティングも復活し47と頑張り、ダブルぺリアのハンデにも恵まれ七人コンペとはいえ優勝の栄に浴するのだから、ゴルフは判らないものである。
h848.jpg  しかし艱難辛苦はここからであった。スタートが遅く桜ゴルフを後にしたのが既に17時を回っており、いきなり圏央道の渋滞にはまる。つくばジャンクションまでには事故標示もあるが、付加追越車線の切れ目とSAからの合流が一致する構造が渋滞の先頭を形成しているのだから明らかに暫定二車線の罠である。
 おかげで対向車のヘッドライトに浮かぶ牛久大仏を長々と眺める羽目に陥ったが、肝心の常磐道もまた事故渋滞と三郷の恒常的なネックのダブルパンチとは途方に暮れよう。
 ここで閃いたのがマメに「乗り物ニュース」をチェックしている功徳か、先週26日の圏央道茨城方面開通の記事であった。元よりカーナビ上は未だ道亡き途を往くことになるが、確かにVICSの渋滞情報には出現しているのだからミッシング・リンクに涙を飲む事態には至るまい。ままよとばかりに突っ切ったが、失礼ながら原野を突っ切るが如く街の灯りには殆ど肖れないにも拘わらず、矢張り一車線への合流時は処々に混んでいる。
 何とか東北道まで辿り着き、幾ら道路族の末裔を自認しながらも流石に関越まで疾走する気力は微塵も現れず都心へと回帰したが、緊急時のバイパスとしての価値を少しも否定するものではないとはいえ、日常的な迂回路としては機能するとは到底想い難かろう。
 ひと口に「首都圏三環状」と言っても、所詮帝都居住者が恩恵を被るのは外環までとの論を受け入れざるを得まい。疲れ果てました。次回は幹事特権でゴルフ場のグレードを落としても、時間距離を優先したい。

3月3日(金) The Directory  -スポーツ - プロ野球-

h845.jpg  週刊ベースボールを購入し始めたのが昭和57年、翌58年中途からは漏れ無く恒常的に買い続けているが、その過程で初めて入手した本家「ベースボール・マガジン」が奇しくも月刊としての最終号であった。
 即ち時勢に応じた報道は週刊に委ね、季刊に装いを改めた本体はドラフトや移籍、監督、本塁打といった特集を主体に、雑誌というよりは寧ろムック本の様相で生き長らえてきた。ただ2007年からは隔月刊に移行し、流石に使い回しとともに年代別名選手など興味をそそられ難いテーマが増えてきたのは否めない。そして遂にネタも尽きたのか、今般月刊に回帰したのである。
 三月初は定番の名鑑号、番号順に過去に当該番号を背負った選手も付記して、同じくルーチンの背番号の要素を合載しているが、確かに新機軸には違いなく大きな番号は期せずして矢鱈とマニア向けになっていて、その敢闘精神を賛えたい。
 同時に名鑑ラッシュにおいて、遅れる程売上に響くのだろうスポニチが他社同様の2月半ばに転向した今、殿を務めるにはひと仕掛け必要との要請も満たしていなようが、結果としてキャンプで採用された久保、大松の両選手も収載されており記録性の観点からも肯受される。
 ただそもそもが野球熱の高揚ではなく雑誌不況のなか半ば破れ被れの再月刊化であるとすれば、この混血戦術が長く命脈を保つとは到底思えない。
 連々と眺めていると、63歳での最高齢初監督就任が喧伝された森中日には新監督の西武ライオンズにおける先達たる土井正博打撃コーチに、谷繁前監督の大洋人脈と言うよりは星野明大閥由来なのか松岡功祐二軍寮長兼コーチという実に74歳のユニフォーム組がお二人、更には69歳になる加藤英司二軍打撃コーチが追随している。元より巨人にも古希を迎える内田、小谷の両名伯楽が並んでいる様に職業野球界もまた高齢化の波は加速度的に訪れているものの、中日の何れも別ルートと斟酌されるお歴々の集積は特筆されて然るべきだろう。
h846.jpg  この名鑑には登場しないもののWBCの投手コーチ権藤博氏は実に78歳である。米国には87歳まで監督を務めたコニーマック氏の例があるが、かく事例とともにそれが中日球団に集積している理屈を紐解けば立派に一本の特集が成立しそうである。
 こうした好事家の視点を如何に拾い集め得るのか、それが叶わなければ先の大戦後間もない昭和21年以来連綿と続くベースボール・マガジンも何れ歴史の中に終息を迎えることとなろう。

 男児二名のわが家には無縁だが本日は雛祭りであった。だからという訳では勿論無いが、旧赤プリの遥か上空から永田町を見下ろしながら本日は女子会に闖入する。
 存外に溶け込んでいるとご評価戴いたのは、些か雄性が磨耗している証しなのかしら。
次のページ

FC2Ad