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コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

2月10日(火) 受験生ブルース  -育児 - パパ育児日記。-

g941.jpg  受験シーズンの二月初が学年の切り替わりとなる為、祐旭もひと足はやくサピックスにおいては六年生、正真正銘の受検生である。土曜授業、専門用語で言うところの「土特」もスタートするが、なまじ男女平等を謳わざるを得ないが故に、成績の優れた女児は実際の受検にはハイレベル過ぎる数学の難問にも直面せざるを得ないとは、制度上の陥穽と言えまいか。
 夏以降は出題傾向に合致した受検校別編制になるからより実践に即するのだろうが、矢張りサピックスは保護者サイドの取捨選択が肝要との定説を裏付ける証左のひとつだろうか。
 同時に未だ週一ペースではあるものの三年次下の公資も、こちらはメダルまであと一点の好記録を引っ提げて意気揚々とサピックス稼業に突入である。早々に受検地獄に落とし込むまいとの妻の入塾への躊躇に「低学年はまぐれも」と切り返し早期参入を促す事務局への憤りを自ら解説しながらも「向こうも商売だから」と又もやの老成した割り切り振りである。
g951.jpg  結果に恬淡過ぎて気負いの見られない祐旭と著しい拘りから落涙も辞さない公資と、中庸がよい案配と溢しても思惑通りに進まないのがまた子育てかな。

 暴飲暴食の賜物かストレスの成れの果てか、尋常ならざる胃の痛みに耐え兼ね胃カメラを飲む。麻酔技術の発達により検査そのものには嘗ての塗炭の苦しみは無いが、傾眠から覚め起き上がるとそこに現れた映像は素人眼にも立派な潰瘍以外の何物でも無い。
 しかも胃全体に胃炎が認められ上部には継続して逆流性食道炎とはヘレン・ケラーも真っ青の三重苦、昭和52年にフロントと対立した上田阪急監督が神経性"言えん"と称して雲隠れした気持ちも解ろうものだろうか。
 それでも潰瘍に留まったとの安心感からか、毎度のガストロームを頂戴しただけで激痛も嘘の様に消え失せて仕舞った。まさに病は気から、これ幸いに総員上半身を脱ぎ捨てて飲めや歌えや乱痴気騒ぎでは元も子も無いのかも知れないが。