コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

12月31日(土) 小泉劇場2005

c594.jpg 永田町に拠を構える者として今年一年を振り返るならば、九月総選挙が大きな転換点であったことは疑い得ない。私はかねがね英国型議会制民主主義の確立を標榜しており、ならば党首の強いリーダーシップ、一政党の大議席獲得による政局の安定、政府・与党の一体化といった昨今の傾向は望ましい筈なのだが、一抹の疑問が残るのは何故なのか。
 恐らくわが国はこれまで「衆知を集める」ことに重きを置き過ぎたがために、少数による多数の支配や、スピードの欠如がその問題点として指摘されたのに対し、「リーダーの決断」による速度を重視し、末端は政策決定に関与し得ないという点において最も、目に見える英国に近似して仕舞ったという一大転換にその疑問の対象の最たるがあるのではないか。再三主張している様に今後も揺り戻しの過程を経て"衆知"と"速度"の双方に美しいバランスを形成していくことこそが議会制民主主義の本旨であろう。
 来年を占うのであらば、九月に総理が交代することは規定の事実であり、この期を狙っている人物が居ても可笑しくない。森高千里ではないが「私が小沢一郎だったら、貴方は○○○○よ」の対象になる方がいるのやも知れぬ。それ以外は、先に述べた揺り戻しの過程以上の事態は生じなかろう。

 今年も本日にて幕。紅白は若い二人が健闘していたのに対し、山根アナは現役を離れて久しの感、みのもんたはうるさく本職の両氏が仇。審査員の権限が大きく縮小されていたこと、レコ大審査委員長氏の怪死事件とともに気になった。倖田來未は中島美嘉と一緒で本当はどういう顔なのか。顔がパレットの様だ。と年寄り臭いことを言いながら「行く年くる年」。

12月30日(金) 大掃除

c593.jpg 大掃除を行う。お父さんの担当は自らの部屋の足廻りの片付けとともに、妻の指示に従いカーテン剥ぎ、レンジ清掃、最期にはガラ磨きの大役が巡ってきた。今年は会社の年末大掃除もパスして仕舞ったが、何となく不毛感が漂うのはどうせ綺麗にしてもまたすぐ汚れて仕舞うからか、或いは幾ら綺麗にすると言っても完璧には出来ないからか。

 祐旭の最近の口癖は「僕も」である。「僕が」でないところが味噌。母がお勝手に立つと「僕も」。「洗いものしたいの」「はい」。父がご不浄に立つと「僕も」。「一緒にウンコするの」「はい」。こうして写真になると如何にも持たせただけの様だが、掃除をしていると「貸して」と言いながら寄ってきて「僕も」である。流石に掃除機はまだ重くて操り難いが、嬉しそうにカーペット拭きで棚の下であるとか普段目に付かないところを喜々として拭きまくり見事に貢献している。何事も経験したい年頃である。

12月29日(木) 練習と本番

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 2ヶ月振りに練習場に赴く。右表は01年から5年間のゴルフ練習/ラウンドの回数を記したものでショートコースは練習に含めてある。一見して02年の58回という練習場通いが尋常でない。週一回以上通っている計算で確かに翌04年には百台前半が2回出ているから「練習は人を裏切らない」とも言えるが、再三述べている様に03年10月に祐旭が生まれて激減。ラウンド数が飛躍的に伸びた今年復調したということは、要は練習でもラウンドでもクラブを多く握ることが肝心という極当たり前の結論か。とくに今年は19ラウンド中自ら懐を痛めたのが6回のみという、余り大きな声では言えない経済効率性の良さで、ラウンドが増えると一回一回を大切にしなくなるとの指摘もあるが、逆にこれまではコースに出ることが少なくて必要以上に気合いが入り過ぎていたのに対し、少々叩いてもまあこんなところだろうと鷹揚に構えていられる方が思わぬ好結果に繋がったりするものではないか。
 来年も頑張りましょう。

12月28日(水) やえもんにさよなら

c591.jpg 本日より長期休暇に。休み中ほぼ唯一のお出掛けものイベントとして、交通博物館へ赴く。秋葉原から徒歩2分、大人一人310円と実に近隣かつ安価ながら本物の汽車に祐旭大興奮。嘗て社会科見学で訪れ、「機関車やえもん」そのものが鎮座在していた様な記憶があったが、実際にはモデルとなった1号機関車が保存されているということと、やえもんの作者が阿川弘之氏であったことを改めて認識した。
 交通博物館は東京駅完成前に中央線の仮起点であった万世橋駅跡地に1936年に移管された鉄道を中心としたJR東日本管轄の博物館である。実際、小さな屋上に出てみると眼下を中央線が、左には総武線、右奥には山手・京浜東北、更には東北新幹線が、加えて神田川には貨物船が浮かぶ交通の要所であることがよく判る。もう少し大きくなれば運転シュミレーション等も楽しめるし、おしなべて電車好きの男児を持つ家庭としては得難い遊び場なのだが、残念ながら秋葉原再開発の中で来年5月に閉館、大宮移転が決まっている。恐ろしくレトロな建物の中に浮かぶ旧型の特急列車や0系新幹線が妙にはまっていたが移転後は恐らく近代的なスポットに生まれ変わるだろうし、物理的な距離からも訪れることは無かろう。閉館までにもう一度位訪れるかも知れない。

12月26日(月) 忘年会

c589.jpg 大学時代のサークルの集まりも皆子どもが出来てここ1~2年は段々と間隔が空く様になった。20代の内は年に2~3回の一泊旅行と、結婚式の二次会や留学・転勤の送別・歓迎会の類で多ければ月に1回程度は集まっていた、というのが密に過ぎたのだろうし、今でも年に3~4回は顔を合わせているのだから一般水準からすれば可成り濃い間柄だろう。今年の忘年会も10名が集まり、話題は必然的に子育て・教育談義が主となったが、月並みな表現だがこうした会合はいいものだ。

c590.jpg 祐旭の診察で再び越谷を訪れる。待つこと120分の間、ガチャガチャを7度回して2種類の新幹線の先頭車両を効率良く入手す。過日、高島屋でバルタン星人を手にした祐旭と飲食店に入った際には、「お父さんの世代ですね」と言われて仕舞ったが、大きなお世話だろう。父子ともども楽しんでこそ素晴らしき親子関係ではないか、というのは本人よりお父さんの方が熱くなっている事態への釈明に過ぎないか。
 おかげ様で術後の経過は良好とのことで安堵す。

12月25日(日) 今年も"賀状地獄"

c588.jpg 毎年この時期は夜毎印刷を終えた年賀状に妻と二人で一筆記す作業が続く。"年賀状は12月15日までに"というキャンペーンは郵便番号の7桁化等で分類技術も向上したのか昨今は従前程騒がれなくなったが、実際問題として喪中葉書を送付先から除かなくてはならないし、15日では「このところ御無沙汰ですね」と書いた人に限って年内に会って仕舞ったりと、殆ど不可能だろう。
 毎年悩むのは如何に枚数を調節するかである。黙っていれば増える一方のところここ数年五百枚弱で安定させているのは原則として二年連続で先方から来なかった、或いは明らかにこちらの賀状が届いてから返信していると思われるケースを割愛しているためだが、そういう時に限って向こうから送ってきて慌てて返礼することとなる。しかし過去に深い交流のあった方ならともかく、仕事で一時期接し、偶々住所が判ったので送ったがその後殆どお付き合いはなく、賀状の交換だけ続いており、恐らく二度と会うまいという方に確実に一言添えるというのも難行であり、数十枚連続で書いているとトランス状態になってきて殆ど文字が判読出来なくなっていく。
 とはいえお正月の郵便箱を空けて届いた賀状を確認する、子どもの頃から今に至るまで変わらぬ喜びに鑑みれば、年に一度の良き風物詩ではないかと思う。

 昨今頓に歌謡曲も判らなくなってきたが、音楽番組を見ていて司会者がレミオロメンと紹介するのを聞き、何を読み間違えてと思ったらその通りだったので驚いた。今日に至るまでレミオ"メロン"だと思い込んでいたのだ。誰かに言わなくて良かった。

12月24日(金) 「眼鏡を作るクリスマス」

c587.jpg 先日クリスマス・カード用にと一家で撮影した際、新宿で夜の席に前に時間が空いた時にドンキホーテで購入したサンタクロース衣装を、丁度祐旭が寝ている間に身に付けていたら、撮影が終わり衣装を脱ぎに寝室に消え、平服で再度登場した後も、盛んに祐旭が寝室を調べに行っては「おじさん、ない」と主張している。これはもしやサンタのおじさんがお父さんの変身でることに気付いていないのではなかろうか。そこで一週間、再びサンタのおじさんがプレゼントとともに現れるであろうことを予告し続け当日に至る。
 して本日も祐旭が午睡に入ると寒中ケーキをとりあのんにて引き取り、急ぎ着替えて白い袋に昨日購入したウルトラマンを詰め待機す。いざ祐旭が目覚めてサンタのおじさんが現れると、一寸寝惚けていたためもありやけに恥ずかしそう。それでも新マンとAを貰って早速遊んでいる。父の趣味に走り過ぎとの指摘もあったが、あにはからんや壺に嵌まった様だ。こうして本日も写真を撮ってサンタは去ってゆく。再び父ちゃんが現れ、では新マンは誰に貰ったかと問うと「父ちゃん」との回答。どうやら父=サンタと完全に認識は出来ていないが、父とサンタがよく似た人物であることは把握している様で難しい。また来年お会いしましょう。

 1月、4月に継ぎ本年三度目の眼鏡作成。そもそも目が悪くなければ眼鏡なぞ作る必要はないし、よしんば視力が落ちてもその度合いが小さければレンズも安くて済む。今回妻も一緒に作ったが私の値段は三倍近い。にも拘わらず作成に踏み切ったのは、ここのところ年末御挨拶で久々に会う方というのが何人か居たのだが、口々に「眼鏡変わりましたね」と指摘されたこと。要は祐旭に壊されないためのフレーム極太大昔の眼鏡で、誰もそうは言わないが一寸間抜けに映っている訳だ。そこで外出用に新規購入することとし、安売り眼鏡屋でなくメガネスーパーできちんと検眼もしてと、一寸だけグレードアップして臨む。矢張り利き目は左であった。祐旭が左利きであるのも根拠のあることなのか。

12月22日(木) 画竜点睛を欠く打ち納め

c586.jpg 本年最終ラウンドは池・バンカー多くグリーンもうねっているというトリッキーな、百を切った実力者の私(?)の打ち納めには丁度いいコースと思いきや、前半西コース7番で直前の素振りから飛びそうな予感があり、見事ドラコンを取ったは良かったが、おかげで力が入り過ぎてゆったり打法を忘れ、後半はドライバーが右へ飛び出し撃沈。しかもウルトラマン・マーカーも中途で落として仕舞い意気消沈、と真に好事魔多しに終わって仕舞った。
 これにて本年は19ラウンド。平均スコアは03年116.3、04年119.7に対し116.2なので微妙に進歩していることにはなるが、今年は百切りが全て。来年は平均スコア百一桁台とともに自己新と、更に上を目指していきたい。

 英国で同姓婚が認められエルトン・ジョン氏が御成婚式を挙げたとのこと。 何となくイメージが日本のM氏とダブるが、エルトン氏は衣装から何から含め可成り以前から公言しておられたので、何はともあれ御目出度ふ御座います。

12月20日(火) 人間の価値

c585.jpg 今年前半の飯の種だった少子化問題の勉強も選挙を挟んで報告書の作成、更にはその提出と亡霊の様に甦ってきた遂に中締めの段階。税も終わって世話人議員から関係者への報告セレモニーを何本か行ったが、説明も聞きながら的確に見解を返してくる方も居れば、こちらの説明が何時の間にか恰も端から自分の意見であったかの如くにすり替わっている人もいて、政府要人・党要人とはいえ様々で勉強になる。

 しかし予算編成作業も随分と簡素化された。戦後皇室が政治的に影響を与えた最大の事象は天長節を12月23日に選定したということか。

12月18日(日) 反復の意義

c583.jpg 昨夜は妻の実家に泊まり本日帰還。ここ数日術後の通院等で妻子は実家に行っていたのだが、数日会わなかっただけなのに祐旭の語彙がやけに増えている。「出発進行」というのは電車との連関で類推出来るが、「ウルトラマン」が"ゥオウトゥァマン"と片仮名では表現し難いのだが、原語に近いのだか何だかよく判らない微妙な発音で美しい。更に驚いたのは1から10まで数えられる様になっている。毎夜風呂から上がる時に一緒に数えていたのが遂に功を奏したのである。教育の基礎は反復であるということを再認識した。「アフラック」とか「ア・リ・コ」を連発するのはTVの見過ぎなのだろうが。
c584.jpg ここのところまたコンビニで缶珈琲に付いてくるオマケモノ収集に凝っている。祐旭の玩具になるのはよいのだが小さ過ぎて誤飲しそうで無定見に与える訳にもいかないのが難しいところ。以前はスーパーカーばかりだったのだが、デコレーション・トラックとか、果てはプロレスラーまでコンビニ毎の競争になっている感あり。
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