コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

11月30日(水) されど紅白歌合戦

c571.jpg  紅白歌合戦の出場歌手が発表さる。今年は司会者を聞いたところで既に可成りウンザリしたが、初出場歌手の名を聞いても、半分位は演歌枠の人なのか、NHKへの寄与度が考慮されたのか、事務所単位での他の大物歌手との抱き合わせ販売なのか、判らなくなってきた。中継で初出場する、ここ数年ヒット曲から掛け離れて仕舞ったユーミンは、却って寂寥感を増して仕舞わないだろうか。それ以前の問題として生で歌って大丈夫なのだろうか。或いは度々繰り返すが、ミレニアム紅白で本編終了後のBSステージで故・三波春夫が「今年は皇紀2660年」と言い出した様なハプニングは起きないだろうか。
 とナンダンカンダ言いながら今年もゆく年くる年まで見て仕舞いそう。

11月29日(火) 人は育つ

c570.jpg 如何とも体が疲れて帰った途端に祐旭が「いないいないワンワン」。要は障子と扉を開け閉めしての追い駆けっこだが、披露困憊の身には辛いところ。やむを得ず、ではまず「ねんねグー」してからねと懇願する。こちらは文字通りで寝っ転がる遊びなので、至って楽だが果たして2歳の乳児に説得を試みることが可能かと案じていたところ、余程お父さんの顔に疲労の色が濃かったのか、その場にゴロンと寝る息子。
 単に会話が成立するのみならず、段々と意思の疎通、更には交渉が可能な域に入ってきたかと妙に感慨を抱いた。人は少しずつ、着実に育っていくもの。

11月25日(金) ドラマツルギー

c569.jpg 師匠・佐渡ヶ嶽親方(元横綱・琴櫻)の定年退職のその日に、琴欧州が横綱・朝青龍を破り大関昇進を決める、という展開は余りに美し過ぎる展開で、大相撲らしいと言うと響きが悪いが、矢張り大相撲らしい。別に話が出来ていた訳ではなかろうが、横綱も2差あってここで負けても7連覇に支障はなく、ドラマツルギーを成立させ易い状況は揃っていた。
 佐渡ヶ嶽部屋は37歳の娘婿・琴ノ若が同日限りで引退し継承。嘗て輪島の引退の歳にも論議を呼んだが、野球界でも監督兼選手が29年振りに誕生したからではないが、大相撲も人材不足の折、二枚鑑札(親方兼力士) 制度を復活させても良いのではなかったか。

11月23日(祝) "規制緩和という悪夢"か否か

 耐震強度偽装事件で民間検査機関機関の是非が問われている。しかし規制改革を進め検査の民間委託を可能にしたのは、検査機関相互の競争を通じ、より高質な検査機関が生き残ること過程を通じて市場原理が徹底されることを主眼にしたものであり、検査機関に対する管轄官庁の監督責任は勿論全くないとは言えないが、第一義的に問われるものではなかろう。詰まり消費者自身が、今回のケースで言えば施工主のみならず検査機関についても鑑識眼を持つことが求められ、消費者自身と検査機関や施工主が市場から排除されるという結果で責任を負う仕組みというのが「事前規制から事後規制へ」というスローガンに見合った社会ということになる。
 というのは論理としては実に明快だが、実際にそうした責任認識が消費者に行き渡るまでの間の犠牲者、規制改革推進論に立てば自ら鑑識を見誤った分に見合う責任を負うべき者にしてみれば溜まったものではなかろう。問題は犠牲者に委ねるべき責任分担を控除した上で、市場から排除される業者が負うべき責任-即ち実態としてそれは全て負担することは不可能であるから保険原理なりにより何等かの形で社会全体が負担すべきシステムを事前に構築しておくということになるが-をどう担保するのかだろう。今回は行政が裁量的に幾分か負担することで落着が図られるのかも知れないが、それでは市場原理とは相反する感覚を背景とした、"お上"意識に基づく微温主義的な社会を根本では温存し続けていることに他ならない。
 危機的状況においてこそ、規制緩和は悪夢ではないという明快な論理構成が求められている。

 今日も楽しいゴルフでしたが、スコア的には平平凡凡に終わりました。

11月22日(火) 百年の折り返し

c567.jpg 自由民主党の立党50周年記念党大会。当初は大々的に賑やかしく挙行する予定を、選挙の大勝を受け"ハシャギ過ぎ"と揶揄されないよう控え目にしたとの振れ込みだったが、超幅広画面に大きな文字(写真)でド肝を抜いて始まり、オーケストラも入るなどそれなりに華やかなものだった。内容は奥田経団連会長が「総理はワンフレーズ・ポリティクスと言われますが、選挙の際も『物心ともによろしく頼む』と言われただけで以心伝心だった。それ位政治と経済の関係は蜜」と (恐らく)原稿にない文言で笑いを取っていたのと、表彰で県議生活50年という驚異的な御老体がどう見ても80代半ば過ぎには見えなかったことと、立党50周年宣言を話題の杉村太蔵議員がアンチョコも見ず暗記して読み上げていたのが印象に残ったというところか。  従前は数十年に亘り政権与党が替わっていないのは日本と伊太利くらい、と政治学の本には必ず指摘され、双方とも下野後、伊太利は政権交替時代を迎えたが結局わが国は自由民主党政権が再び継続している。これまでの50年がそうであったことは確実にわが国にとって幸福であったことは疑いないが、これからの50年もそうであることは果たして是か非かは正直なところ判らないというのが実感ではないか。
c568.jpg  終了後は小泉首相も通ったという高輪議員宿舎に程近い壇太ラーメンにて昼食。実際現職大臣が秘書・SPの方々とラーメンを食っておられ一寸吃驚。果たして美味でした。

 "財界の鞍馬天狗"中山素平氏死去。90歳を過ぎた頃には元気に経団連会館の階段を駆け上がっておられ驚愕した覚えがあり、何時迄も生きそうな雰囲気があったが99歳の大往生。富士・八幡の大合併はじめ、政官業のトライアングルとその尖兵であり潤滑油を務めた日本興行銀行という存在を体現する存在が、構造改革の世の中から消え行くのは象徴的とも言える。"そっぺい"か"そへい"か論争になったことがあったが"そへい"が正解だった。合掌。

11月21日(月) 二歳の七五三

c566.jpg 先月27日に満二歳を迎えたばかり、しかも男の子なのにもう七五三である。昨今では男児の三歳を祝うのは少ないし、必ずしも数えでやるとも限らない。お父さんも嘗て数え三歳で挙行し、その衣装をお宮参りに使い、更に仕立て直して今般臨んだのだが、お父さんは2月生まれなので数えでも満三歳に近かったのに対し、満二歳、まだ乳母車で七五三に現れる御仁は殆どいない様に見受けられる。少子化時代を反映し、一人に費やす手間を大きくすることが可能になったことから、再び男児の三歳の祝いも復活傾向との指摘もあるが。
 ともあれ早朝から荻窪の写真館で着付け後撮影。しかも着物を持ち込んだおかげで安く済んだので、予定外に家族写真も撮影することに。終了後数カットの内から紙焼きする写真を選んで終了。最近はこの手の撮影もデジカメなので、CD-ROMに焼くサービスもあり、こちらは1枚2500円と安いのだが、1600×1200とL判程度にしか焼けない大きさでしかデータを呉れない。詰まり大判で紙焼きするなら7000円払って下さいということで、敵もさるものである。祐旭は絶対に号泣するだろうと思ったが、「もういい」を連発しただけで存外にいい子で1時間程で終了。公式写真は12月完成予定。

 そこから神社に移動。お宮参りは永田町の山王神社まで出向いたが今回は石原前大臣や若貴兄弟の子連れ写真も誇らし気に飾られている杉並の大宮八幡宮にて。 5000円で祝詞のみならず神楽も舞って呉れてお得なセット。これが1万円払ったら何が増えるのだろうか。関係ないが「二拝二拍手一拝」と大書してあり、神官氏は「二礼拍手一礼」と述べていたが何方が正しいのだろうか。 11月15日前後というと旧暦だと完全に真冬である。昔の人は寒くなかったのだろうか。
 何よりも無事この日を迎えられて良かったでしゅ。

 元々この日は休む積もりだったのだが、ここから昼飯食って荻窪に衣装を返してお父さんは赤坂へ。シンポジウムに出て夜は飲み会と多忙な一日と相成った。お席では何時の間にか水割りがロックに変わっており、飲んだ瞬間に気付いたのだが、気にせず同じペースで飲み続け死亡。これでは気付いても意味が無い。

11月20日(日) 復活の日は何処

c565.jpg  ウッズ来日・優勝で話題を呼んだ宮崎・ダンロップフェニックスの初日首位に立ったのはデビッド・デュバル。98年米賞金王に輝き、01年には全英オープンでメジャー制覇を果たしたタイガーの嘗ての最大のライバルも、02年からは相次ぐ故障に失恋の痛みも加わり不調のどん底へ。今年は予選通過も数試合にまで落ち込んで仕舞った。
 元チャンピオンとして来日した今大会も64-68-71-75と日に日に成績を落とし結局7位タイ。それでも獲得賞金は63.5万円、今年1年で7,000ドルの氏にしてみれば大いに復活に向けた契機を掴んだということかも知れないが。
 デュバール33歳。明年の奮起を期待したい。

11月19日(土) 記憶の彼方に

c564.jpg  阿佐ヶ谷中央公園へ赴く。流石にここまで来ると家から徒歩20分以上掛かるが、子供の頃は丁度高円寺と阿佐谷の中間辺りに住んでおり、巨大な滑り台を持つ公園が往事の記憶に存在していたので、ここではないかと当たりを付けてきたらドンピシャリだったのだ。最初は怖がっていた祐旭もノリノリに。小学校高学年とも見える児童も多数遊んでいる。滑り台は偉大だ。実際加速が付いて大人でも結構楽しい。
 ところで祐旭はカメラを構えると「ポージュ」と叫んで構えるのみならず、機嫌良くなると自ら撮影を要求するまでに写真慣れしてきた。デジカメ世代と言うべきか。

 PALのうどん店「秀月」は旨くて安くて思い出した様に食べたくなるのだが、カレーうどんにピーマンが入っているのに閉口した覚えがある。今日は味噌うどんを頼んだのだが何とここにも。しっかりピーマンの味が出て仕舞い何とも妙な味わいだった。鳴呼、大人しく何時も通り力うどんにすれば良かった。焼きそばやラーメンに入ったモヤシを一本一本抜く作業も飯を食った気が失せるし、一本でも口に入って仕舞ったら不味いこと夥しく味噌ラーメンを頼む際には逐一「モヤシは入っていませんか」と確認しなければならないのが、うどんにピーマンはレアケースだろう。
 と言っている内に祐旭はすうどん一人前をペロっと平らげて仕舞った。うどん好きの2歳、味覚もお父さん似か。

11月18日(金) OPSとは何か

c562.jpg  ヤクルトの古田新監督兼捕手が重視すると言ったことから日本でもOPSが話題になり始めている。元々米メジャーの潮流を規則・記録等でも数年遅れで採用する方式になっているので、古田氏が取り上げなくとも早晩来日することになったろう。
 OPSとはON BASE PLUS SLUGGINGで出塁率と長打率の和で示される数値で、例えば本年のセ首位打者は202安打の青木(ヤ)だが、単打が多いのでOPSだと .387+.417=.804で、首位金本の.429+.615=1.044には大きく見劣りする結果になる。計算式は以下の通り。

    出塁率                長打率
     ↓                  ↓
 (安打+四死球)   塁打=単打×1+二塁打×2+三塁打×3+本塁打×4
-----------+-------------------------
(打数+四死球+犠飛)            打 数

 一見して判るのはこの二つを単純に足しても合理的な数字にはならないということだ。分母にも開きがあるし、百歩譲ってそれを無視したとしても分子だけ足すと [四死球+単打×2+二塁打×3+三塁打×4+本塁打×5]となって、言わば”四死球より安打に相対的に高い価値を見出した獲得塁率”とでも言うべきもので、一打数あたり幾つの塁を奪ったか、を示している訳でもない。
 恐らくは出塁率と長打率を足すと丁度1.000になる選手が年に何人か出るので、好打者を示す数値として使えるのではないか、といった発想だったのだろう。単純に

塁打(=単打×1+二塁打×2+三塁打×3+本塁打×4)+四死球
-------------------------------
          (打数+四死球+犠飛)

では何故いけないのか。野球界には早急に再検討をお願いしたい。

 ドラフト。毎年制度が変わってる感あるが、今年はこの後準支配下選手ドラフトもあるので一挙に三回である。四国リーグからの指名がなかったのは石毛が胡散臭いからか。今更巨人一辺倒でもなかろうから、もう完全自由競争で良いのではないか。

11月17日(木) 直帰?

c563.jpg このところ急に寒くなりベストを着ていると「ウォームビズですか」と言われることが多いが、ここ十年位このスタイルである。会社では「粥川のチョッキ姿を見ると冬になったと感じる」等と美しく言えば風物詩の如く、有り体には古式ゆかしい地方公務員の如くと言われていたが、遂に時代が私に追い付いたということだろうか。ウォームビズとは「男女を問わず室温20度で快適に仕事ができる服装が対象で、ニット製品の重ね着や保温性の高い下着、帽子などを組み合わせたスタイル」が正当な解釈らしい。従前からこのスタイルの人も居たということは、三つ揃えが飛ぶ様に売れてスーツ産業がホクホク、といったクールビズ程の盛り上がりは期待薄だろうし、いきなし室内で帽子は違和感があり過ぎるだろう。
 因みに"ベスト(vest)"は英語だが、"チョッキ"には jacketが訛ったもの、ポルトガル語jaqueから、のほか「直着」との説もある様だが、韓国語でも同じくチョッキというのでこれはないだろう。しかしジャケットから如何に訛ったらチョッキになるのかも不思議である。
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