コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

10月31日(月) 顔触れ

 昔は官邸に報道陣のテント村が並び組閣本部が出来てからも揉めに揉めて夜半に漸く呼び込みだった組閣も、とみに小泉内閣になってからは事前に全く漏れないと思っていたらあっという間に発表と様変わりしたものだ。派閥不均衡に明確な意思は現れているものの、まず順当な人事か。額賀氏が入閣したことで"麻垣康三"に加えて同氏も後継者レースの対象と見なせることがポイントか。しかし内閣府特命大臣というポストは所管を組替えることで重くも軽くもすることが出来るという点では抜粋人事にも重役を据えるのも好都合な作りだ。

10月30日(日) パッティングの魔術師

c550.jpg c549.jpg  某先生とのゴルフコンペ、と言っても御本人と回らないので今日も殆どお遊び気分である。実は一昨日もゴルフで中日は友人と麻雀、という過酷なスケジュールを乗り越えて市原市にやってきた。
 特筆すべきはデビュー連戦となった中尺パター。絶好調で一昨日は計3パット2つのみの計36パット、本日は何と33パットである。偶に引っ掛けてミスることもまだあるが、これまで外してばかりだった中程度のパットがズバズバ決まる。両手だとどうしてもブレて仕舞ったのが右手一本で打って安定したということだろう。
 しかしながら何れも110を超えて仕舞ったのは如何にショットが酷かったかを如実に示しているが、実は本日は前半不調ながら最後にチップインで気持ちよく上がり、昼に麦酒を二杯飲んで力まなくなったのが功を奏したのか、後半はいきなりショートでバーディー、ロングのパー、ミドルで3パットのダボ、ショートでパーと4ホール終わって1オーバーの驚異的成績。これはハーフ自己新40代は確実ばかりか、40代前半も狙えるのではないかと意気込んだが、更に景気付けに麦酒を飲んだのが悪かったか、或いは欲が出たのが災いしたか、ここから8、7、11で撃沈。再び力が抜けて最後はボギー、ボギー。ゴルフは難しい、を体現する結果となった。次回に光明、と日記には書いておこう。

10月27日(木)-28日(金) 空を越えて、ラララ

c547.jpg  世界最大出力の原子力発電所、柏崎刈羽原発の視察に赴く。何よりも中に入るためのチェックが厳重で一人一人カプセルに入ってから向こう側の扉が開く構造は、このまま床が空いてサンダーバード1号に乗り込みそうな勢いで、当然ながら内部の写真撮影は厳禁である。当たり前だが化石燃料が無尽蔵でなく、かつ日の出入りとともに生活するが如く旧時代に復することが不可能であるならば、原子力発電が必要なことは火を見るよりも明らかであり、しかしながら実際に安全であろうとも原子力に対する否定的な印象を完全に拭うことも恐らく不可能だろうから、地域住民をはじめ少しでも多くの人に実際に中身を見て貰うことは有用で説明も懇切丁寧で有難い。米同時多発テロ以降原則館内見学を断らざるを得ない状況というのは痛いところだろう。
c548.jpg  夜は宴会で日本酒を飲み過ぎた。露天風呂で皆で車座で話していた際に一人湯から上がって陰部を晒して横たわっていたとのことだが全然覚えていない。
 なお長岡から発電所の途上では田中角栄氏生家をミーハーに見学。翌日帰路には越後湯沢駅近隣の白瀧酒造を併せて視察した。酒蔵というと大きな甕が並んで階段を登って人が掻き混ぜているという印象が強いが、これら作業はコンピューター制御されており近代的。日本酒需要が減る一方の中での競争激化と 少量ながら輸出に活路を見出す現代の杜氏の戦略を垣間見させて戴いた。
 更に東京に帰って同じ面子で歓送迎会、と流石に疲れ果てました。

 党紀委が総選挙前に新党を結成し既に除名した9氏を除く処分を発表。首班指名で小泉氏に投票しなかったという理由付けはされているものの野呂田氏が除名で、郵政法案に総選挙後も反対した平沼氏が離党勧告、参院は総じて穏便で郵政二度反対の亀井氏だけ矢張り除名勧告というのは、理解出来る結論だが少々恣意的ではある。

10月26日(水) 女系

 皇室典範有識者会議が女性天皇を認める改正案を提起した。最若年の男性皇族が間もなく40歳になる秋篠宮殿下という現状では、天皇陛下になられる方を男子に限るということは、雅子妃殿下、或いは秋篠宮紀子妃殿下に男児を出産することを強要することに他ならないものであり、でなければ亡くなられた西友の高丘元会長であるとか、全くの一般人が突然即位する事態を迎えて仕舞うのであるから、改正は当然だろう。第一子優先か、親王殿下か後から誕生された場合そちらを優先するかについても社会環境に鑑みるとともに、皇太子殿下の変更が生じないという観点からも第一子優先が妥当ではないか。例えば第一子男子、第二子女子で内親王殿下の御成婚、皇籍離脱後に皇太子殿下に不測の事態が生じた場合、皇籍復帰のケースが生ずるが、これはやむを得ないのではないか。
 問題は女性陛下の配偶者の選定だろう。華族制度が廃止されたとはいえ実質的に残っている旧華族から選択するというのは妥当ではあるが、これが陛下御本人の意思と一致しない場合、どう折り合いを付けるのか。先述のケースを考慮すれば、今後は内親王殿下の御成婚にも同様の配慮が必要ということになろう。

10月23日(日) ポッポさん

c546.jpg  乳児を抱える親としては公園の所在地を抑えておくことは極めて重要である。本日は妻の実家に近い、といっても歩くと2駅分位はあるのだが、芝公園に赴いた。先般東京タワー側に山を登っていったが今回は日比谷通りを挟んで細い緑地帯が続く小芝公園である。そもそも増上寺の境内を中心に1874年に開園された都内でも上野恩賜公園に匹敵する最古の公園で一部は東京タワーや港区役所・図書館等の公共施設、更には東京プリンスホテルと虫食い状態になり、芝ゴルフ練習場も今や東プリ・タワーに化けて仕舞った。
 乳児用の設備はこちら側にはないので適当なところで乳母車から降ろして散歩してと思いきや、南端が近付いてきたところで汽車型の遊具施設発見。子供は総じて電車好きの御多分に漏れず、祐旭も目を輝かせて汽車に飛びついていく。船もあるのでこちらでも写真を撮ろうと促してみるが、「イヤン」と目も呉れず「ポッポ、ポッポ」と興奮気味に連呼している。「そうねポッポさんね。ウホホホホホ、それはノッポさん」と一人でボケて突っ込んでみるが、更に「ゴン太くんやないか」と突っ込んで貰うことが出来ないので一寸寂しい。

10月20日(木) Happy Birthday

 別に誰の誕生日でもないのだが思い立って家族三人の誕生日が同じ著名人を調べてみた。
・善洋 安岡正篤、宮本百合子、春日正一、フランキー堺、茂木友三郎、小林千登勢、森本レオ、佐藤B作、南こうせつ、竹宮恵子、島田洋八、中島梓、矢野顕子、出川哲朗、宮本和知、南原清隆、ヒロミ
・美和 イーディス・ルーズベルト、原ひさ子、喜味こいし、荒川博、市川団十郎、堺正章、ブッチー武者、辰巳琢郎、古田敦也、椎名純平、奥菜恵
・祐旭 セオドア・ルーズベルト、武藤嘉門、大屋政子、高沢寅男、半村良、堀内孝雄、山村紅葉、谷川真理、渡辺いっけい、高嶋政伸
 当たり前だが左右を問わず多彩な顔触れで全く一貫性は見られない。強いて言えばルーズベルト夫妻が登場していること、高円寺でよく見かけた森本レオ、YMOフリークとしては矢野顕子が目に付くところか。

10月18日(火) おれとカネやん

c545.jpg  パ・リーグのプレーオフ第二ステージ第三戦、ロッテ優勝の瞬間を見ようと9回裏になって付けたTVから飛び込んできたのはソフトバンクの4点差同点からサヨナラ劇だった。これ程までに野球の醍醐味を味わえたのは何年振りだったろう。挙句の果てに第5戦までもつれ込み、二年連続シーズン一位の王副社長兼GM兼監督には申し訳ないが、結果的に今や最も優勝から遠ざかっており、かつ新生パ元年の前半の立役者だったロッテが、5割に満たなずプレーオフに現れた西武を一蹴した上で優勝を果たしたというのは美しい幕切れだったのではないか。
 思えば71年に正式にロッテ製菓の経営下に入り、73年に金田監督を迎えた頃のロッテ・オリオンズは紛れも無くパ・リーグ随一の人気球団であり、それは太平洋との「遺恨試合」に見られるが如く、多分に金田正一氏のキャラクターに依存するものでもあったが、現に74年には日本一となり、パでは唯一番記者の存在する球団であった。それが金田監督が復帰した平成初期には「テレビで見れない川崎球場」と自虐的な宣伝を展開し、小池投手のドラフト一位に際しては、「ロッテ、選択が確定致しました」の声が響いた瞬間に、会見場に詰め掛けた亜大学生から一斉に「えーっっ」と溜息が漏れる程の不人気球団と化し、千葉マリン移転から13年を掛け漸く日本一と称される熱烈な応援団を従えるまでに甦ったのである。

 振り返りみれば10年前もロッテは矢張りバレンタイン政権で2位になった。ところが広岡GMが自ら連れてきたバレンタインを、コーチ・選手が離反しているとの理由で解任し、翌年からはまた元のロッテに戻って仕舞った。私はこれは広岡氏の言い分が正しく、しかしながらバレンタインという強烈な個性の後に江尻という優秀であるとも穏当な人物を据えたこと、戦力的には伊良部が渡米したことから瓦解したのであり、小宮山投手が「95年をもう一度味わいたいから現役に復帰した」と常々口にしていたのこそ幻想に過ぎないと理解していた。しかしながら今となっては、すでに10年前の時点で広岡氏ですら時代から隔離し始めていたのだと、バレンタイン・小宮山組に軍配を上げざるを得ない。広島・ブラウン新監督も含めリーダー不足の世相なのだろうか。何はともあれ御目出度ふ御座います。

10月17日(月) 英霊の聲に

c544.jpg  総選挙後のサプライズ第一弾にしては一寸地味だった総理の靖国神社訪問。 回を追う毎に簡素化されているのは気になるが、政教分離の問題があるのを踏まえても、事実上唯一の国家としての戦没者慰霊の場を総理大臣が訪れるのは当然だろう。戊辰戦争以来のわが国近代の歴史を築いてきた先達に礼を示し、かつ先の大戦において近隣諸国に与えた罪科を戦犯という形で償った、そこに奉られる個人の永遠の安寧を祈るとともに、国家としてはその歴史を忘れないことを誓うことことは、現在に生きるものの責務である。
 問題は短期的に見て中韓との関係に鑑みれば得策でないのも明らかであり、 靖国参拝が国内並びに対アジアに対し如何なるメッセージを発するためのものであるかを政府が如何に認識しているかという点に不安の残ること。現実には今更参拝をしないという選択肢もなかったろうから、例えば何等かの公的な非戦の宣誓と絡めるとか、敢えて東南アジア歴訪の前に参拝してわが国がアジアにおいて為すべきことと、それが太平洋戦争の二の舞にはならないという意思を伝えて行脚するとか、憲法改正と絡めるとか対アジア外交にどう活かすかという視点が欲しかったというのは高望みだろうか。

10月16日(日) 観音様現る

c543.jpg  次期日本経団連会長に御手洗氏決定の一斉の報道で驚いた。既に02年に旧経団連と日経連が合併した際から次期会長候補として名前が挙がっていたが、人格識見には異論なきものの"財界総理"の奉加帳を始めとする活動に外資が50%以上を占める企業体が耐えうるかが常に議論の的となっていた。そこは旧来の重厚長大組が脇を固めるということだろう。トヨタ自動車としては既に奥田氏が旧日経連から7年の長きに亘り財界団体の長を務めており、総選挙での"お勤め"も十二分に果たしてひと休み出来るのは有難かろう。98年に事実内定していたソニー・盛田昭夫氏が病に倒れ、わが家の運命にも大きく影響を与えたが、爾来17年を経て電機業界初の登板となる。因みに同じく候補者と目されていた張氏とともに会長・副会長で「ダブル富士夫」とはわが国経済界を担うに相応しい。

 丁度祐旭と二人で出掛けようとしたところ、目の前を降りていったエレベーターの階数表示が消えたので故障かなと思ったところに大きな揺れ。僅か5階でも微妙なタイムラグがあるものなのか。23区内で杉並だけ震度4というのも 気になる。しかし閉じ込められなくて良かった。

10月15日(日) お尻だって洗ってほしい

c542.jpg  以下は15日付サンケイスポーツよりWソックス・井口内野手に関する記事である。
 リーグ優勝決定シリーズを翌日に控えた、敵地での全体練習。約1時間半、バント練習やフリー打撃などを行い汗を流した。体調面は万全で、世界一に向けた"最終兵器"も持参していた。
 「携帯用おしり洗浄器」だ。サイズは約15×8×5cmの水タンク付き。電池式で20秒近く噴射できる優れモノ。(中略)
 「これを使わないと気持ち悪いんですよね。清潔だし、やめられない」。

 私も会社の便器に普及する前には持参していたが、肛門を洗うというよりは 尻を濡らす程度で快適には程遠い域だった。最近はパワーアップしたのだろうか。
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