コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

1月31日(月) 平日ゴルフ

c374.jpg 金土日と体力を削った挙句、月曜は4時半起床でゴルフ。平日にゴルフとは何と優雅と驚く莫れ。俗に「金帰火来」と言われる様に、国会議員は金曜午後に地元に帰って支持者と接し、火曜朝に東京に戻ってきて本来の職責である国会活動に勤しむというのが生活パターン。それを見越して月曜は党の会合も極まれで、従って秘書や党職員の方々は比較的時間に余裕があるし、先生方も東京に張り付く必要がないので、地方視察であるとか一日仕事になるものは月曜を宛てることが多い。
 とここまで説明してお判りかも知れないが、旨く日程の隙を付けばゴルフに転用することも可能ということで、月曜にゴルフを行う慣例が永田町界隈には存在する(正しくは"存在した"というべきで、未だにその習慣が残っているのはわが職場だけかも知れない)。

 スコアは可もなく不可もなくだったが、ショットが従前より安定し、パー3で大きく左に引っ掛けたのが土手に跳ね返っていきなりベタピンという幸運もあり、久々に一定の満足が得られたゴルフになった。
 忙しかったのはここからで、夜にほぼ同一メンバーで私と前任者の歓送迎会が企画されており、ゴルフ後なので平服でいいのだろうと気軽に考えていたら、朝揃った瞬間皆スーツ姿。今更「スーツでないと駄目ですか」と聞くのも間抜けで、慌て妻の実家に電話してスーツを借りる算段を付け、何とか歓送迎会に馳せ参じた。教訓、事前に確認しましょう。

1月29日(土)-30日(日) 魁皇の心境

c373.jpg 今週は火曜以外毎日夜が入り、しかも終了が遅かったが金曜は高校時代の友人との飲み会。うち主賓が最終で名古屋に帰る予定だったのが飲んでる内に結局遣り過ごし、3時過までカラオケに。体力的には非常に辛かったが楽しかった。

 して本日から二日間は恒例の麻雀旅行。3時半に帰ってすぐ寝て朝シャワーを浴びて飛び出て熱川温泉へ。前回絶不調で本「囲卓の会」の常任理事会議長職を辞任せざるを得なくなったため今回に期していたところ開幕から好調で首位に立つも実力派の二氏に逆転され危うし。今回「優勝またはそれに準ずる成績」を条件に議長職復帰とされたいたので、果て僅差の2位なら"準ずる"なのか、果た又三つ巴でも三位なら矢張り駄目かなど、恰も「12勝で横綱昇進か」の是非が問われた魁皇の心境が少しは判った様な気がしたり。
 結局後半大崩れはせず、上位二氏がご配慮なのか(?)飛んで呉れたりして前半の貯金に頼っての優勝と相成った。ありがとうございます。昨日に続き4時間弱しか寝てないので体力を消耗したため事後の熱川見学はパスして新幹線で早々に帰宅、21時就寝す。

1月25日(火) 皆様のエビ様

 海老沢NHK会長が遂に辞任。このところ醜聞に見舞われているNHKだが、民放各局と比較するのが失礼な程、こと"報道"の側面では人的・物的資源が豊富に投下されているに見合うだけの評価に値することは間違いない。
 嘗ての島ゲジ商業路線や政商エビジョンイル氏の評価を縷々述べる程の材料は持ち合わせていないが、NHKには新聞各紙・系列民放各局がとくにTVは放送法に基づいているためやむを得ないのではあるが、好悪を別にして一定の思想傾向を有しているにも拘わらず、不偏中立を標榜しているのに対し、公共放送として国益に沿った報道を為す機関であることを今後とも望みたい。
 所謂"政治圧力"問題は、勿論それが明確に圧力として行われるのならば問題に他ならないが、国家国益に大きな影響を及ぼす可能性がある案件につき政府与党はじめ関係者の意見を聴取することは何等間違った行為ではないし、それは民放においても同じである。意見を聴取した上で事実を曲げることなくどう斟酌するかという点に、NHKの報道機関としての力量が問われるということではないか。

1月23日(日) 遊戯王

c372.jpg 妻が所要外出のため昼から祐旭と二人きり。昼食後、30分近く掛けて腰を痛めながらも抱きかかえて揺らし続け、漸く寝て呉れたかと思いきや、30分少々で起きて仕舞う。しかも眠い時に目が覚めて仕舞うと号泣が治まらず再度寝て呉れない。
 やむを得ず起こして「でこぼこフレンズ」DVDで機嫌を取る。以降は積み木、絵本、スイッチ遊び(家中の電灯スイッチを押しまくる。抱き上げることを要求されるためこれも体力を消耗)、友人から以前戴いた木の三輪車、更にくすぐり遊びと次から次へと遊戯に明け暮れる。
 楽しいけどお父さん疲れましゅ。昼寝が短いと夜は早く寝るが今度は夜中に起きて仕舞い妻が負担増。難しい。

1月21日(金) 第三第一種空港

c370.jpg 完成迄一月を切った中部国際空港視察アテンド。前日夕に名古屋入りし、朝から名古屋鉄道にて常滑へ。営業運転目前に柵一本で関係者専用扱いとされている空港専用線(写真右側)に乗り換え空港へ。名古屋駅から開港後の直通特急なら最速28分で、駅に付くと国際・国内便、出入国ともそのまま段差なしで飛行機まで進める短時間、かつバリアフリーのアクセスがこの空港の最大の売りになっている。
c371.jpg ここを訪れるのも早三度目。昨年は空港島の最南端に仮設置した物見櫓から全景を一望したが、勿論今は完成した建家を巡ることが出来る。関空の教訓を活かした徹底したコストダウン話は今回も随所で説明の触りに述べられていたが、羽田の発着枠が増え中部-羽田便が出来れば、関空同様の国内ハブ空港としての役割も期待出来る(写真は見学客も滞在出来る1階スペース)。

 常滑市は陶器の街を標榜しているが、寧ろ常滑競艇で有名で歓楽街が栄えているかと思いきや、空港側こそ再開発途上ながら旧市街と思しき方面は見事に何もない。現在ほぼ唯一の昼食は商用用途利用可の常滑観光ホテルを勧められたが、大型バスでは入れない程入り組んだ途上にある場末の宿の趣きだった。
 この後、愛・地球博会場へと向かう一行と別れ、私は名古屋駅で待機する。今年はこの万博/空港、更にはこれに会社の工場等を結び付けた視察モノは数限りなく行われるだろう。幸い今回も会社時代の継続案件で、"総研"としては多くはなかろうが、既に数本控えており先が思いやられる。
 夕刻一行を迎え、東京に帰還。その足で知人の送別会へと向かった。今週後半から新年会、歓送迎会等、年末に積み残した案件が嵩み、夜だけハードな日々が再来する。

1月18日(火) 新高輪プリンス

c369.jpg 党大会。今年は立党50周年で憲法改正を実現に移していく年なので例年より派手で最期にはクス玉が割れて風船が飛んだりする。講演の中山前特別参与、「北朝鮮は日本の世論等反応を読み間違えた。その読み間違えが日本からの情報に基づいているのだとしたら、即ち日本から間違った情報を提供している方がいるのだとしたら」という下りは胸を打つ。五輪銀メダリスト山本博氏の「中年の星」話も面白し。
 会場は北白川宮邸跡地、新高輪プリンスホテル・国際館パミール。嘗て何故か慶大の卒業園遊会に赴いたのがここでは無かったか。サークル等一団体当たりの闖入者を絞るため整理券を配るホテル職員を押しのけ、恰も映画「タイタニック」の三等客船の乗客の如くに乱入していった光景が想い出される。園遊会の後、数日間はホテル中酒の臭いが取れず営業にならないと聞いた。或いは、会社の広報部時代、現・日本経団連会長の今は無き日経連会長職就任マスコミ各社インタビューを行ったのもここだった。懐かしい限り。

1月17日(月) 朝

 明日の党大会を前に年末年始の"田の草取り"に勤しんでおられた先生方も上京して来られ、徐々に党本部も賑やかになってくる。明日からは党の各「部会」も始まり、当面は通常国会提出法案の審議が続くので朝も早くなるが、これまでは早朝に来ても如何とも何も出来ないので同僚各位も皆出勤は遅め。私は広報部時代に4年間朝7:30出勤を続けてからどうも朝遅く会社に行くことに根拠の無い罪悪感を覚える性癖が付いているので、年明けからは自然と朝鍵を開ける係になっている。
 原則として、何もなくとも朝は8:30過迄には出勤し、朝を有意義に使う生活スタイルを今後とも維持したい。渉外部の4年間は朝から外出で新聞各紙に目を通すという基本事項を為し得ない生活になっていたので、先ずは新聞比較の感を取り戻すことから始めよう。そして国防から農林まで、道路や社会保障、金融から果ては中山間対策、恩給制度に至るまで、時間的に出れる部会・調査会は全て出てみよう。

1月16日(日) 私小説

c368.jpg 辻井喬こと堤清ニ氏の「父の肖像」読了。米国留学中の友人から「読んでたら感想を教えてほしい」と聞かれたのを契機に読み始めたが、堤康次郎氏並びに西武は、政治・財界・都市文化・野球と私の嗜好のうち四つも要素を満たしており、機会があれば読みたいと思っていたので丁度良いきっかけだった。
 前半はこれまで余り描かれることのなかった乗っ取り屋"ピストル堤"でない 康次郎氏の政治家としての側面を中心に生い立ちから描いておりこの点は興味深い。しかし全体を貫くのは清ニ氏の実母が一体誰であるのかという「母親探し」の物語であり、更に後半、戦後の部分に進むに連れ主人公である康次郎氏は狂言回しとも言うべきの地位に下がり、筆者・清二氏と康次郎氏の関わりを主に、本人が書いているのだからやむを得ないとはいえ、自慢話を暗いトーンで聴かされるという風情で、本書では愚鈍以外の何者でもなく描かれている義明氏程ではなかったかも知れないが、ご本人も相当にエキセントリックかつワンマンで、結局はセゾン・グループを投げ出して隠遁・文筆生活に入って仕舞った御仁の筆と思うと複雑な感がある。
 更に言えば、何処迄が事実で何処からが想像の産物なのか。多くの登場人物達は康次郎氏の死後如何なる人生を歩んだのか、など「堤康次郎」の伝記の積もりで読むと欲求不満が残ることになる。私がノンフィクションものばかりしか読まず、小説とみに私小説が好みでないが故に余計にそう感じるのかも知れないが。

1月15日(土) 降雪中止

c367.jpg 仕事でゴルフの予定で5時起床、勇躍クラブを担いで待ち合わせの吉祥寺へ向かう途中で携帯電話が震える。この程度の小雨なら当然決行だろうと思いきや、「降雪中止」の報。埼玉の丘陵地という会場の地理を忘れていた。やむを得ずそのまま引き換えす。
 ゴルフが出立前に中止になったのは生まれて初めてで、朝6時に暇になった一日の長さを堪能、明日の「中国男」練習前の練習、更に髪切と時間を有意義に配分出来た。昼には妻子が実家から帰ってきて、祐旭の生まれて2度目の散発に。昨年初めて高島屋で切った時には極端に短くなって"若きパンクス"化していたが、今度はさっぱり感溢れる程度に。妻が抱きかかえて臨んでもどうにも嫌がっていたが、偶々髪結いに訪れた妙齢の女性があやして呉れてからはそちらに注目が移って無事完了。有難う御座いました。

 午前に1時間、午後に1時間半のサイクルだった祐旭の昼寝だが、このところ昼食後に単一化する作戦を進めており、この日も午前は寝なかったので、自身の髪結いに臨む妻を置いて二人で帰ると着替えもそこそこに祐旭はもう眠りたい一心でしがみ付いてくる。で無事寝かし付けてお父さんは賀状をファイルに収めて、一連の賀状整理が漸く終了。出したのが約500枚で来るのは8掛け強だろうと見込んでいたが、喪中葉書もあるので480枚所蔵のファイルがほぼ一杯に。
 諸事進展したが流石に夜は猛烈な眠気が襲ってきました。

1月13日(木) 観劇

 国会が近づくと通常国会提出法案の報道が相次ぐ。今日も教育基本法改正案がデカデカと掲載されていた。このところHP掲示板で教育談義が各人の主張が微妙に噛み合ったり噛み合わなかったりしながら続いていたが、戦後の過剰な平等主義を改めるにはよい機会だろう。一方で、情操・道徳教育にも触れているが、現実に"宗教教育"の存在に欠けるわが国において、「公」の観念をどう再構築していくかというのは、基本法に何某かを謳った上で課題として残ろう。更には歴史認識の問題か。

c366.jpg 夜は妻と観劇。東急文化村にて野田秀樹の初期作品「走れメルス」の再演。妻が好きなので野田氏の作品は何本か一緒に見たが、芝居を見ること自体実に4年振りになる。とくに若い頃の野田氏の作品は、全編言葉遊びで科白を追いかけるだけで少々疲労。話の筋は判った様な判らない様で、そもそも判る様に作っていないのだろう。ただ少なくともこの作品を書いた頃の野田氏が恐ろしく頭の回転が速かったのだろうということはよく判った。恐らくは次から次へと言葉が浮かんできて抽象画を書き上げるが如くに作品が生まれていったのではないか。
 氏の作品も昨今は主題がはっきりと、私の好みとは正反対だが演劇の大半がそうである様に、左掛かった内容になっているが、言葉遊びと笑いと、朧気ながらストーリーの辻褄が合った気になれる中期の作品が個人的にはお奨め。しかし野田氏も50歳に近くなり、綺羅星の如く言葉が浮かんできた時代は既に彼の中から去って仕舞ったのだろう。縦横無尽に舞台を走り回る「役者」としてはまだまだ現役であると安堵したが。

 追記-パンフレットを読んでみたら、丁度上に述べた様なことが野田氏自身の言として語られていて、矢張り桑田圭祐氏らと同様に氏も「書くことを求められ書かねばならない自分と、書けなくなった自分」のギャップを認識していることが判って更に安心した。勿論、その言葉の末尾は「まだまだ走り続けます」の類で締めてあるのはパンフレットという性質上当然なのだが。
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