コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

6月30日(水) 開きました。貴方のローソン

c255.jpg 4月に消えた近隣のローソンが道路を挟んでほぼ向えに新築されたマンション1階に再登場して本日オープン。このところ多くのコンビニから消えつつある「紅茶花伝500mlペットボトル」もしっかり入荷されており安堵した。昔から私が好んで買う商品は必ず無くなるというジンクスがあり、ファミリーマートに存在した「井村屋カットパイン」も消えて仕舞った。これは私の嗜好が著しく異端なのか、果た又同一商品を長く愛好するがために商品サイクルの波に乗れず、人が飽きてもまだ固執しているからなのか、或いはその両方か。仕入れが永続するように、不定期に「紅茶花伝」を買い続けなければならない。

 近鉄球団買収にライブドアが名乗りを挙げたが、株主総会でも球団消滅に強い批判の声があったのだから(売却を発表していなければ、赤字垂れ流しとしてそれはそれで非難の嵐だったろうが)、近鉄球団は形だけでも「有り難いが、丁重にお断りした」の類のコメントを出して世論におもねってもいいところを、「既に断った」と異様にそっけない。のみならず一般紙も総じて冷たく、半ば売名行為と決め付けた様な論調すらある。ライブドアという会社、そんなに胡散臭い会社なのか。

6月28日(月) 棺を覆いて

c254.jpg ここのところヤフー・オークションで雑多なモノを、という話は前にもしたが、その中に故・戸川猪佐武氏の著作がある。ひっそりと出品され、応札する者も他になく事実上一回で落札出来るので楽なのだが、私とて内容に強い興味があったというよりは、筆名として「戸川五三六」を名乗っていたご縁(?)で、言わばコレクターズ・アイテムとして 揃えておいても良かろうという程度の関心で入手した。
 ところが今般「党人の群れ」全三巻を読んでみて驚いた。面白いのである。何故これら著作が全て絶版になり、戸川氏の名も忘れさられようとしているのか。政治小説という分野自体需要が少ない上に、戸川氏の極端に田中元首相よりの姿勢が災いしたこともあろう。或いは、腹上死という広言を憚られるが如くの氏の亡くなり方も関係しているのかも知れない。
 但し、この「党人の群れ」に付いて言えば、単に、時代の流れに過去の遺物と化して仕舞ったということか。何しろ主人公が「犬養健」である。五・一五に倒れた犬養木堂は日本史の一登場人物として口端に登ることはあっても、その子・健は完全に歴史に埋没しており、僅かに造船疑獄の際に、後の首相、佐藤栄作逮捕を取りやめさせる「指揮権発動」をした法務大臣として、辛うじて記憶されているに過ぎない。

 ではこの作品は本当に「時代の遺物」なのだろうか。氏の作品では森繁久弥主演で映画化もされた「小説吉田学校」が著名であり、政治記者を辞してから著述に専念し、50代で亡くなった氏の短い作家人生は、殆ど全8巻のこの作品のみで費やされていると理解されていても不思議ではない。しかし「吉田茂」再評価に伴い「吉田学校」のみが注目を集めたのは、本来なら決して氏の本意では無かったろう。
 「小説吉田学校」は、文字通り「吉田学校」として刊行された第一巻が吉田・岸両政権を扱っているのに対し、鳩山一郎の政権への道と三木武吉・河野一郎らの活躍を描いた第二巻は「小説党人山脈」として刊行された単行本を後から吉田学校シリーズに加えたものであり、第三巻になるといきなり佐藤政権末期に飛んで田中角栄の政権奪取過程、四巻がその田中内閣で、五巻以降になって漸く時の経緯とともに進み、八巻鈴木善幸が総理になるところで終了。引き続き「小説永田町の争闘」として全巻が中曽根内閣までを記している。
 氏の解釈では政治家は吉田、池田、佐藤に代表される「官僚」と「党人(政党人)」に分かれ、寧ろ吉田学校の系譜を否定的に捉え、鳩山・三木・河野の「党人派」こそが、本来政治を担うべきものであるべきとの論旨が貫かれている。にも拘らず「吉田学校」を題材としたのは、偏に異端とされた田中角栄を、保守本流とされる吉田学校の系譜に連なるものとの位置付けを明確化するためであり、それは冒頭の山崎首班事件において、若き田中角栄が吉田民自党総裁の窮地を救う場面に象徴的に現れているが、「"小説"吉田学校」であるところがミソで、このエピソードは作り話だったばかりか、果たして吉田が田中を認識していたかどうかすら怪しいというのが後年の定説になっている。
 「吉田学校」ばかりが名が売れて仕舞ったことにご本人も満足していなかったとみえ、続いて映画のもう一人の主役であり、本物は痩躯な老人であったにも拘らず、印象から太った若山富三郎が充てられて仕舞った三木武吉の生涯を描いた「小説三木武吉」を発表、更には「小説河野一郎」の執筆に取り掛かったところで急逝されたと言われる。
 その氏の「党人」に対する思いが最も現れているのが、本作「党人の群れ」であり、ここでは党人に対抗して配されるのは「軍人」であり、更には「沖信治郎」なる架空の院外団出身の党人政治家を主人公・犬養のための、言わば狂言回しとして据え、党人・政党が政治の表舞台から退場を余儀なくされていくことが、如何に戦前のわが国政治を混迷させたのか、という主題が描かれている。
 一見して氏の単純なオールド・リベラリストたる思念が、反軍を描かせているとも取れるが、一方で新聞記者出身とは思えない程のストーリー立ての面白さは、殆ど時代小説の域に達している。勿論、小説吉田学校シリーズが池田・佐藤両政権を不当に酷評していること、田中を必要以上に美化していることのみならず、先述のほかにも数多の「フィクション」が混在しており、歴史を歪めるという批判もあろう。が同時に「坂の上の雲」の如く、歴史は後代の評論家によって規定されるものでもある。長篠の戦いを勝利に導いた要因が必ずしも銃砲ではなかったかも知れないが、信長は天下人となり、幸いにも頂点に置いて早逝したがために歴史となり、同じく天下人となりながら転落を極め、政治の表舞台における死と政治的な死と、肉体の最終的な死の三段階を生き長らえたために、田中の英雄伝はまだ日本史には位置付けられていない。
 そろそろ我々日本人も「戦後政治史」を眺める後代の人として、その歴史を学ぶ時が来つつあるのではないか。そのための入門書のひとつとして、何よりも"読み物"として面白い、戸川氏の著作が再販されることを祈念して止まない。

6月27日(日) MDは時代の遺物か

c253.gif 私がMDに手を染めたのは比較的早く、92年頃だった様に記憶している。CDに比べれば帯域を可成りカットしてあること、一世代以上のダビングはアナログになって仕舞うとはいえ、デジタルで録音が出来るというのは魅惑的だった。最初に購入したのはポータブルな録再兼用機で、昨今は据置デッキ型にしか付設されていない、光デジタルのin outが付いていたため、今でも重宝している。
 これは主に自らの作成楽曲やら、御成婚二次会等の模様の「生録」に活躍したが、高円寺に移った際にMDデッキ付きステレオに改め、後にこれが壊れたのでダブルデッキを購入し現在に至っている。歌謡曲を始め、YMO関係の様々なアルバムも借りてきてはMDに収めているので、拙宅には250本以上の MDが渦巻いている。
 昨日棚を据え付けたのを機にこのMDも新棚に収納することとし、不慮の事態で右側下部が伽藍堂となったのを好機に、ここにMDラックを購入しようと色めき立ったのだが、棚を買った千趣会で注文したはいいが既に発売終了で新しいカタログを見ると確かに載ってない。散々ネット上で探してみたが、CDラックは幾らでもあるものの、MDは極端にバリエーションが少ない。
 デジタルtoデジタルが半ばフリーになったためにCDからの取り込みに制限を設けたCCCDという新規格まで誕生したが如く、現代はPCへの取り込みが一般化しており、その中でMDを世に広めたSONYだけが孤塁を守ってMDの次世代化に務めているものの、旗色は芳しくない。この多量のMDをどうしたらいいのか。映像の世界でもDVD規格の統一へと進みつつあるが、メディアの変遷を見極めるのはことほど左様に難しい。

 ダイエーがマジック30との報に驚いたが、3位までのプレーオフに入るためのマジックという。喧喧諤諤の上、施行されたプレーオフ制度、もしかしたら1リーグにおける日本シリーズ挙行の秘策として新たな息吹を与えられるかも知れぬ。まさにパは自ら身を以って実験台を務めたということか。

6月26日(土) 棚卸

c252.jpg 午前中、わざわざ昨夜妻の実家から車を借りてきて赤ちゃん本舗のバーゲンに向ったが、駐車場は長蛇の列で何処か停められるところはないかと祐旭と探している内に、先乗りした妻から、レジも長駆人が溢れとてもまともに買物が出来る状況ではないとの報が入り、私は終ぞその会場の混沌を目にすることもなく早々に一家退散。げに恐ろしきは世の母達のパワーなりか。

c251.jpg 夕刻、来週の予定だった棚が到着し、組立てに着手。既に居間前面にテレビ・ステレオ等据え置き用途の棚があるが、その両脇のスピーカーの着座位置にも積み上げて仕舞おうという試み。外側のラックに引出しや扉の付いた箱を組み付けていく構造で、向って左側は何とか完成させ、さて狭い右側にと取り掛かるとハテ弱った。まずスペースが少ないため、棚を完成させて仕舞うと押し込めないのでその場で作らなければならない。更に根本的な問題として、電源とTVのアンテナ口から部品が出っ張っているのでどう転んでも入りそうにないではないか。
 散々悩んだ挙句一番下の段は空洞にして、別途小振りの入れ物を置くことで、何とか完成させたものの、そこからスピーカーの下にあったラックのカセット・テープの移設作業、半分以上捨てて引き出し2段に安置させると、今度は膨大に積み上がった段ボール、発砲スチロールの類を廃棄しなければならない。
 終了は深夜2時。腰が痛くなりました。

6月24日(木) 告示

c250.jpg 告示日、朝からお参りに事務所開き、出陣式と候補者は忙しい。全国区候補ともなれば告示日の夜はまず大都市で集会というのが相場だが、帰ってみると何故か高円寺駅の北口が黄色いシャツで埋め尽くされている。
 確かにこの街は著名な沖縄料理店が点在するなど、沖縄との繋がりが深い様だが、告示日の夜に高円寺を選ぶとは。民主党・喜納候補、親しみが湧いてくるではないか。それと投票行動とが結び付くかは別問題だが。

 保坂・高岡夫妻が「CMの契約満了を以って」離婚。判り易い。丁度布袋・高岡接吻騒動が話題になった頃か。「忠臣蔵・四谷怪談」という妙な映画で高岡早紀の全裸シーンになった時、観客が一斉にどよめいたのが懐かしく想い出されます。

6月21日(月) 遠き空港

 4月に続き2度目の中部国際空港訪問となったが、9時に名古屋駅を出る時にはまだ晴れていたのに、空港に着くと暴風雨、「丁度10時から(連絡橋が)閉鎖になりました」とのことで、空港島には渡れず、空しく説明聞いてビデオを見るだけに終わった。
 昼はひつまぶしを賞味。私は蒲焼ご飯だったが、台風の中、名古屋までわざわざ鰻食いに行った様な旅になって仕舞った。
 ところが名古屋駅に着くと、下り新幹線が止まっているという報せは既に入っていたが、考えてみれば当たり前なのだが、車両が戻って来ないので上りも著しい遅れで何時動くか判らない由。やむを得ず新大阪折り返しが名古屋で立ち往生して名古屋折り返しになったこだまに飛び乗って3時間余、何とか東京まで辿り着いた。
 夜も一席あってハードな一日。

 全米open2日目まで首位と検討の丸山、本戦に入って崩れたが4位と検討。野球で米国に去った人の活躍には複雑な感あるが、ゴルフでは素直に"同胞"として喜べるところが微妙と言えば微妙だが。

6月19日(土) 採譜の苦しみ

c249.jpg 先週末に一日掛けてCD-Rを焼いたり、楽譜を追記して分担をしたりと作業に明け暮れた「中国男」新曲だが、まだ終わっておらず残る2曲分は市販のバンド・スコアがなくイチから手で書かなければならない。
 ということで昼に一家で公園に向かい、祐旭と滑り台の「初滑り」を行った後に、採譜に没頭した。因みに私は未だにヘ音記号を数えなければ読めない程楽譜には暗く、普段自分用の楽譜を書く時は、その方が楽なので"ドレミファ#~"と片仮名書き。しかしバンド全員分のスコアとなると流石にそれでは間に合わない。しかも今回は矢野顕子の「David」で、教授がアレンジしてるご夫妻の蜜月時代の楽曲なので、コードも単純でなく"6"とか"9"の音が微妙に鳴っており、耳で聞くだけでは仲々拾い切れない。
 幸いMIDIファイルがあったので、確認しながら拾っていくこととしたが全部書くと腕が3本ないと足りなかったりするので、そこは適宜端折っていかなければならず、面倒だったが何とか完成。矢張り楽譜前提でないと苦しい。往時、YMO関連のバンド・スコアを次々と発売していた音楽春秋社は偉大だった。

6月18日(金) Anarcky In The Suginami-ku

c248.jpg 先週流れた祐旭の散髪が実行され、家に帰ってみるといきなりパンクスと化した祐ちゃんが!。長くなった前髪もまだ薄い後ろに合わせて揃えたので著しく短くなり、その上ムースで前髪を立てたので、一見70年代末の英国人、というよりは竹の子族の末裔、みたいになりました。
 でも切ってる間は泣きもせずお利口さんだった模様。どうも若い女性に愛想がよくて、年配の方だと泣いて仕舞う傾向がある様で、男子たるもの、若かりしよりすべからく左様なのかも知れぬ。

6月16日(水) パンダを演ずる

c247.jpg 経団連企業人政治フォーラムの総会。法人会員分の議決権を事務方の私が持ってる形になってるとのことで出席依頼があり、大株主の様な(笑)気分で到来。淡々と総会が終了すると、安倍幹事長が登場し、情勢講演とのことだったが今週は実に毎日安倍氏のご尊顔を拝している。全てのパーティーに出ているのではないかと思う程のひっぱり凧で、本人も自覚の上、人寄せパンダを演じているのだろう。参院選後は「論功行賞入閣」という形でお役ご免だろうか。
 安倍氏の喋り方の癖をひとつ。「~でございます」を連発するのだが、早口になるとこれが「ごぜぇます」と聞こえる。育ちは江戸っ子なのか?

 竹中大臣出馬へ。「民間人閣僚」の党からの反発に遂に抗し切れなかったか。堀内総務会長の「百万票を」は一寸嫌味だろう。寧ろ自民比例区はお馴染みの各団体組織内候補に加え、二世2名(笹川、尾身)、元衆院議員3名(浜田、荒井、横内)、スポーツ選手2名(荻原、神取)、元野球監督(古場)、 更には炙れた衆院候補、日本に住んでない人、と知名度があるのだか無いのだか微妙という方々を雑多に集め33名も出馬して仕舞ったので、前回01年より個人名投票数は増えるだろうが、分散されて20万とされた投票ラインが下がるかも知れない。これでは前回タレントを25名並べた自由連合と余り戦略が変わらないが一定の個人票を積み重ねれば、当選総数は増えるという仕組みに合わせた戦略、と言われればやむを得ないのだろう。お馴染みの労組組織内候補に元衆院議員5人を並べ、沖縄のチャンブルーズが目玉という民主党も大差はない。
 矢張り参院は貴族院に戻した方がいいのではないだろうか。

6月15日(火) 手の5番

c264.jpg 先週末久々にゴルフ練習に出向いたが散々。だからという訳でもないが、余りに馬鹿馬鹿しいので思わず購入して仕舞った。「手の5番」サンドウェッジ3000円。

 参院選が近くここのところ連日の励ます会。本日は東プリで某先生の1万人集会が行われた。来賓の方が余り過度に危機感を煽るのは、少人数の幹部集会なら引き締め、或いは脅しの意義もあろうが、この種の大動員モノの場合は却って逆効果でないか。
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