コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

1月31日(土) 八名信夫の後継者

c157.jpg 27日に三ヶ月を迎え、祐旭に少量ずつ果汁を与えることとなった。毎日10時に一匙二匙からなので平日はお目にかかれなかったが、本日始めてスプーンからあげてみる。と妻から聞いて通りのとんでもないしかめっ面、如何にも「まじゅい~」と言いた気で、これで本当に1月もすれば哺乳瓶で30mlとか飲む様になるのか心配。しかしお父さんもと思って飲んでみると、薄くてほの暖かい果汁は確かに不美味い。両親に似て甘いもの好きなのだろうか。

c158.jpg 近鉄が球団名の売却を発表したが反応は厳しい。実際、かつて西鉄球団の経営危機に際し、これを買収した福岡野球株式会社が太平洋クラブ、廣済堂をスポンサーとして球団名に掲げたケースがあるし、東京(親会社は大映)救済のために業務提携の形態ではあったが、球団経営には全くタッチせず運営費拠出の引き換えに球団名をロッテとしてオリオンズのケースもほぼこれに近いが、こちらはその後ロッテが買い取ったので語られることはが少ないのに対し、福岡野球は結局経営が破綻し西武が買い取ったという暗い経験があるので、ネーミングライツに野球界が余りいい印象を抱かないのはやむを得ないだろう。
 実際、近鉄球団は昨年球団名をそのままに運営会社名を「大阪バッファローズ」としたのは、大阪を主名として会社名を球団名から外す地域密着化への試みの一環と説明していたにも拘らず、蓋を開けてみたら今回の前哨戦だった訳で、球団名から会社名を外すばかりが持て囃される風潮には疑問とはいえ、いきなりの感は否定し切れない。
 それでも個人的には今回の方策を支持したい。恐らく、近鉄としては単なる宣伝目的で5年間だけ冠を借りる企業というよりは、最終的には名前貸しを経て、当該企業或いはこれを中心とした地域企業体による運営に移行したいというのが本音だろう。或いはバブル期に新興産業が買い手として存在し得た時期に、一時の誹謗には耐えながらもタイミングよく売却した、より厳密に言えば親会社の窮乏が売却を余儀なくさせた阪急、南海に対し、寧ろ余裕があったからこそここまで球団経営を維持出来たわが国最大の私鉄としての矜持を皮肉に思っているかも知れない。プロ野球興行自体が大企業の宣伝媒体としての余技の域を超えて、余りに大きなビジネスと化して仕舞った現在においてもかつわが国プロ野球を維持・発展させていくためには、この様な試みも認める以外には無いのではないか。読売とコクドが正論を述べたとしても、それに付いてこれる企業が無くなって仕舞ってゼロサムゲームになって仕舞っては意味が無い。

 今週は珍しく昼も夜も忙しかった。夜は何れも有意義だったが、昼ももう少し有意義に多忙になりたい。

1月29日(木) 一〇八の煩悩

 前立浪親方(元関脇・安念山)が現立浪親方(元小結・旭豊)を訴えた裁判の二審判決は逆転で現立浪の勝訴となった。紛らわしいので以下は現役時代の四股名で記すが、そもそもこの二人は義理の親子で、安念山から旭豊への立浪部屋継承が行われた後、部屋経営のあり方を巡って揉め、安念山が改めて義理の息子に継承の対価を金銭にて支払うべく求めた訴訟で、背景には108と数の固定された年寄株の高騰と、にも拘らず前親方の娘との縁組という形での部屋継承という、古式ゆかしいと言えば美しいが血縁で金銭を代替する相撲界の伝統との親和が破綻を来たした結果と言えよう。
 安念山自体も義父の元横綱羽黒山から同じ形で継承したので安心していたら、ドライな若者に腹が立ったという構図だろう。娘さん=新立浪のおかみさんは一体どういう立場になっているのか。嘗ては二所ヶ関継承で元関脇・金剛が先代・佐賀の花の娘と結婚して跡目争いに勝利しながら、幾年流れてみると結局離婚して先代未亡人と養子縁組をし直したという、「部屋と結婚した」のならば筋は通っているとはいえ当人達にとって果たしてそれで良かったのかという結果もあったのだが。

c160.jpg 夜20:30から大学1年先輩の福岡在住のK氏が来訪され飲み会に。始めは旧交を温め、優雅に子育て談義などしてたのだが、酒が進むに連れわが国のあり方談義になり、相手の話に具体策なく反論ばかりで因縁つけてるだけの親爺になって仕舞った。またその自覚もなくなる程泥酔はしていないのだがクダ巻きは止まらないという最悪の状態。K氏には往年の名チェアマン振りを発揮戴き、酔っ払いの仲裁役(正しくは私の宥め役か)を務めさせて仕舞った。
 二次会を経て気付くと3時。すみません。今後とも見捨てずお付き合い下さい。

1月27日(火) 学生時代

 学歴詐称問題の古賀議員が帰国し、地元で泣きながら「辞めない、歳費貰わない、単位取る」と街頭演説。詐称自体もマスコミ配布資料は卒業で選挙公報には書いてないということは、本人も卒業を確信してはいなかったと類推されるが、寧ろ疑惑発覚直後に「卒業していなければ辞職する」と明言しながら、一転前言を翻したことが事態を著しく悪化させている。恐らく、00年の公選法改正で自身の辞職を理由とする補選には立候補出来なくなったことを知らず、潔く辞職すれば返って同情論も出て前副総裁に再度勝てると思っていたのが、後から指摘されて青くなったという顛末ではないか。
 物理的に議員の地位を剥奪されることはないから居座ることは可能だが、 それでは政治生命がゼロになって仕舞うので、早晩辞職せざるを得ないだろう。
 神埼公明党代表のコメント、「議員を辞めて、単位をお取りになればよいのでは」。正に仰る通りだがそれでは意味がない(笑)。糞真面目にこうコメントするところが意図的なのか、天然ボケなのか、また面白い。

1月26日(月) 進化する肛門

 日に10回を数えていた祐旭の排便が大きく収斂されてきた。これまでは日に2~3回の多量排便と排尿・放屁時に同時に尻から漏れたと思われる少量付着が相当回だったのが、付着が無くなったことで排便回数が大幅に削減され、1~2回の大量排便と1~2回の少量排便に集約されてきた。
 ところが23日に大量排便3回と相当量を排出した後、一昨日・昨日と排便なし。一転して便秘が懸念される状況となったが、本日おむつからはみ出る程の超大量排便があり一安心したことをここにご報告したい。
 なお大量排便とはおむつ下部の殆どが黄色くなる程度、超大量排便とはおむつ内に収まらず背中方面に回って下着にまで付着して仕舞う状態を示す。

1月25日(日) 総武線の旅

c153.jpg 本日は一家で赤ちゃん本舗へ。五反田本店の方が距離は近いし店舗も広いのだが、何分電車なので駅から徒歩2分の錦糸町店へ。ビルの1階にはいきなり比較的安価な子供服ブランドが並んでいて、赤ちゃん本舗目当てで来た客も必然的に購買意欲をそそられる旨い店舗戦略が展開されている。御多分に漏れずわが家も祐旭のカーディガンやらを購入した後5Fへ。
 猛烈な人の山でしかもその内半分は乳幼児なので、実に目まぐるしくとてもゆっくり賞品を吟味している余裕がない。従って、兎に角店舗を一周し必要なものをぽんぽん籠に放り込むことになり、帰ってから「サイズがもうひとつ上でも良かったか」とか「これなら次のステップのものでも良かった」と後悔するが、何れも安いので「まぁ仕方ないか」と納得する、旨く出来た構造だ。

 更に一旦帰ってから今度は抱っこ紐に替えて食料品の買い物に出るが、祐旭の全体重6.6kgが妻の両肩に掛かり早々に立ち戻る羽目に。どうやら本来腰と肩で支えるところ、紐を短くし過ぎたため肩にのみ負担が生じた模様。事後、TSUTAYAで童謡のCDを借りてくる。日本古来のわらべうたは改めて聴くともの哀し過ぎる感があるが、矢張りわが国音楽は短調基調であること、またわらべうたの多くは明治初期の藩閥(薩長土肥)に由来することを再認識させられた。

 朝青龍全勝優勝。全勝が7年振りというのは驚いたが、"重よく"ならぬ柔よく剛を制すを最も体現する相撲取りで、かつ圧倒的に強いのでは、如何に素行不良であろうとも高砂親方のみならず相撲協会としても対処に困ろう。

1月24日(土) ペンタトニック

c154.jpg 13日の京都行の続編で来京されたK教授に風邪を圧して約1時間半蔵門にて追加取材。引き続き新宿で坂本龍一の新曲シングルを購入する。前評判が可成り高かったので期待して祐旭とともに聞いたが、韓国語のラップが入っているから余計にではあるが、一聴して四七抜き音階のペンタトニック、と言うと識者の方に異論がありそうなので、抽象的にアジア風の楽曲で、B面はCM音楽らしいがここ数年の教授のボサノバ趣味の延長戦上、とこれだけではアルバムが待ち遠しいという程でもない。
 そもそも教授の音楽はアルバム毎に御本人の興味全開で、ひとつのアルバムが聴く側の嗜好に合ったからといって次もそうとは限らないし、逆に合わなかったからと言って教授フリークを辞める必要もない、という特色があったのだが、ここ数年はピアノ回帰から3ピース~ボサノバ、並行して実験音楽的な、悪く言えばやっつけ仕事気味な映画音楽と特定の方向性に固まっていた。幸い「Energy flow」のヒットとボサノバ趣味の業界における高評価で、売れるミュージシャンと「世界のサカモト」の地位を同時に保っているのだが、このままでは"売れる"の方が先細りする恐れがあった。そこで通常盤としては9年振りという2月発売のニューアルバムでは、久々にこれまでの一貫性のない路線に戻って一体どんな楽曲が展開されるのだろうという期待感が、とくにYMO以来の教授ファンには強かったのだと思われる。

 で改めて発表されたアルバムの楽曲を見てみると、六本木ヒルズのテーマ、 デビシルと戦メリ以来の競演で話題になったJ-WAVE15周年「World Citizen」、CM・映画・ゲームの提供曲とこれではアルバム自体が"一貫性が無い"ものになってはいまいかと一寸不安。でも矢張り買うので感想は改めて聴いてからということにしませう。

1月23日(金) 初宮

c156.jpg c152.jpg c155.jpg 予定日より3週間程早く生まれたのでもう少し暖かくなってからゆっくりとと思っていたところ、幸い成長が速く春を待っていると用意した服が着れなくなりそうなので、結局寒さも厳しき1月に生誕1ヶ月を祝う御宮参りと相成った。
 所は職場(?)に程近き山王日枝神社。妻の髪結いと着付で8時発、一旦妻の実家で待機し祐旭のお召し替え後全員集合し11時より。寒いと思って思い切り厚着させていったら、結婚式場に使われているのであろう建家の中で祐旭一寸暑そう。30分程の儀式でこの間は撮影禁止なので、前後に母と二人の祖母が代わる代わる掛着でくるんで写真を撮るため実に忙しかったが、平日のため空いており、玉串料伍千圓也しか収めなかったのにお土産も一杯貰えてお得でした。
 終了後はビートルズ来日時の旧・東京ヒルトンとしてもお馴染み、隣のキャピトル東急へ移動し、地下の星ヶ岡にて会食。入ると次々とおめでとうございますと言われ、5000円にも拘らず結構なボリュームで、「初宮」のプレート付ケーキとポラロイド撮影のオマケまで付けて戴き、隣の部屋は久間先生で(これは関係ないが)、丁重な対応に多謝。今後も従来以上に利用したい。
 とフルコース無事に終了したが私はマスク着用の上、風邪薬の効用で終始頭がぼーっとした感あり楽しみましたが、肉体的には非常に疲れました。祐ちゃんもお疲れさま。

 余談だが妻が美容室で聞いた話。時節柄、成人式とか七五三の時期は混むんですよ」とここまでは普通だが、「あとは"叙勲"」。流石キャピトル、伊達に"議事堂"の名は冠していない。

1月22日(木) すっぽんぽん

c151.jpg 昨年末の忘年会を先送りしたおかげで例年よりも新年会が多い。昨日は比較的早く帰ったにも拘らず、風呂に入ってすっぽんぽんで寝て仕舞い、風邪を悪化させた様だ。
 で今朝は久々に胃カメラ、潰瘍は順調に治っている由、一安心。

 年が明け1月半ばから祐旭は夜寝ると朝まですやすや、起きてる間は3時間毎の授乳5~6回体制がほぼ定着。大分普通の人っぽい生活リズムになって来た。

1月20日(火) 運命

 会社の副会長が亡くなられた。仕事柄父と懇意で私の結婚式に主賓としてお招きしたところ、海外出張を切り上げて出席して戴けるところだったのが、前日空港の悪天候で飛行機が欠航、欠席が判明し、急遽挨拶をお願いした当時の広報部長から「今、部を挙げて挨拶文を作ってるから」と電話が掛かってきたことも懐かしい。
 I氏にはその後も何度かお目に掛かることがあったが、会う度に結婚式に出席出来なかったことをお詫び戴いた。今や希少な古来の、柔らかな響きの名古屋弁を操る好々爺の印象が強かった。
 病で退任しながら今も元気な父と、経済団体のトップにまで進まれながら急逝されたI氏、人の運命は判らない。ご冥福を祈ります。

1月19日(月) 補選地獄

 選挙違反の新井議員が正式に辞職。今般は自民が既に2人辞職、民主も3人が百日裁判送り、1人が学歴査証疑惑とやけに盛り沢山。選挙事務所で半ばお祭り騒ぎとして繰り広げられる選挙運動に無償で好き好んでやってくる人は居ても、果たして電話掛けの如く単純作業を文字通りボランタリーに行う人が存在し得るのかという法それ自体の問題はあるが、それはさておいてもまた補選である。
 中選挙区時代は概ね同一選挙区で2人が欠けない限り補選にはならなかったため、数年に1回が相場だったのが、小選挙区になって余りに煩雑なので原則年間2度に集約することが後から決められ、小型中間選挙の様な様相を呈すことすらある。それはそれでひとつの効用かも知れないが、毎度毎度国費が数億単位で投入されることに鑑みればそもそも任期中に亡くなる蓋然性の高い高齢者や、逮捕されて辞職する様な候補者を選任した有権者にも責任があり、当該地区の代表者がいなくなってもペナルティーとしてやむを得ないという論にも一理ある。しかし若くしても急死するケースもあるし、現職議員の首長への転出を禁ずるのも憲法上疑義が生ずるきらいがあるので一概に規定することも難しいのだろうが。

 通常国会、開幕。
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