コラム堀内一三

~粥川善洋の四方山コラム~

5月28日(日) 数は力  -スポーツ - ゴルフ-

h926.jpg  先週は実に四年振りになるピート・ダイ設計、の謳い文句の割には過剰にトリッキーでない上野原方面。
 アプローチは相変わらずもドライバーが終始真っ直ぐ飛んだのに加え3Wも安定し、後半はショート、ミドル、ミドルの三連続パーとは我ながら未曾有の健闘であった。オーラス・ロングの8で惜しくも百は切れなかったものの、順調な仕上がりである。

 そして矢張り間隔を詰めるのが正解なのだろうか。今週はこちらも半年振りになる富里方面。
 実にショート三つを含むパー五つながら百切りギリギリとは如何に出入りの激しいゴルフたるかを物語っているが、同伴の御仁からスイングが綺麗と再三お誉めに預かった。
h927.jpg  確かに端から距離は求めず力を抜くことだけを心掛け、175ヤードの第二打を見事ナイスオンと今日も3Wが炸裂し、アプローチとパットに恵まれなかったにも拘わらずの二桁は実に私らしくない。
 良きゴルフ記念日であった。

 それに付けても宮里藍氏は何故引退という結論に至ったのだろうか。そもそもゴルフとは恐らく凡ゆるプロスポーツの中で最も高齢まで現役を続け得る競技に他ならない。
 74歳までマスターズ50回連続出場したパーマー氏は天井人だとしても、還暦目前の全英オープンのプレイオフで惜しくも破れたトム・ワトソン氏の姿は、年輪を重ねた技が若さ故の力に勝る事例が成立し得ることを示している。
 ただ確かに元トップ・プロが何時の間にかラウンド・レポーターが本業になっている姿を見るのは忍びないものがあるし、自らの全盛期の姿と照らし合わせての美学を貫く為には敢えて「引退」して、緩やかな退潮という選択を断つという心持ちも解らなくはない。ベテラン女性トップ・プロという新たな領域に挑む姿も見てみたかったというのは外野の勝手な願望だったのだろう。

5月13日(日) 雨ニハ負ケタ  -スポーツ - ゴルフ-

h916.jpg  前回優勝幹事としてゲストの御仁をお迎えに伺う途上、体調不良にてダウンの一報が入る。確かに雨予報に前途が危ぶまれはしたものの、経路が割愛されたが為に期せずして斥候部隊として先行して現地に向かうこととなったが、続々と脱落のメールが届くではないか。
  ここは撤収も已む無しと思いきや三芳PAに退避すると存外に小振りになっている。そこで未だ行軍を続ける三人にリエゾンして身柄を確保、ひと組に縮小して強行するに至った。
 この時点で上空には明るさが確認され、予報上も昼には曇天とあったので楽観視していたのだが、いざスタートすると益々激しく豪雨の域に達し、空には一層明るさが欠けていく。途上弱まるきらいも垣間見えはしたものの結局最後まで雨脚衰えず、霧も現れ文字通り五里霧中の中、八甲田の倉田大尉宜しく命辛々生還したのであった。
 昼のバイキングがアルコールも飲み放題とは豪奢と思いきや、オーダーの人件費すら削減するのが本意であり、到着時フロントも無人で自らロッカーカードを掴み、上がってクラブも手づから拭いて運ぶという徹底した省人化は、今後のゴルフ場のひとつの生き方を示すものかも知れないが、些か興醒めの北武蔵であった。
h915.jpg  肝心の
新兵器56度ウェッジが上がれば短く時にはトップと芳しからず、後半三階建てになったニアピンをここ一番で獲得し、ロングパットが吸い込まれる幸運にも恵まれて五輪こそ大勝したものの、雨の日は大人しくというのが教訓か。

 昨夜は久々にかのGi!nZ公演を拝聴したが、デモクラシー第三幕だからか、或いは紛糾する国会情勢を反映してなのか、従来以上に主役のひとり舞台色が強かった。
 自身「ピアノも弾けるんだぞ」と言及されている様に、本業はギタリストとの認識でありだからこそカシオペアなのだろう。フュージョンまで至ると些かユニットとしての方向性とは異なる感があるが、ポール・マッカートニー&ウイングス宜しく、器用過ぎるのも悩ましいというところか。

4月16日(日) 試行錯誤  -スポーツ - ゴルフ-

h885.jpg  桜台が強風による二階クローズで大混雑のため、久々に上井草までとって返してわざわざラウンド前日に練習に及んだのは新兵器15Wの試打故だったが、結論から言えば既存の13Wまでに対しシャフトが長過ぎ、早々にお蔵入りの可能性大であった。
 ただ少しは功徳があったのかドライバーが回復して久方振りに引っ掛けが影を潜め、パットのノー勘で百切りこそ叶わなかったものの、暖気の心地好さとともに程好い緊張感に包まれたラウンドだったろう。
h886.jpg  もうひとつの新兵器60度ウェッジは流石に上がり過ぎで思い切りロブが出て超えるべきバンカーに吸い込まれたりもしたが、少なくともトップしない安心感はメンタルのスポーツたるゴルフには有用に他ならない。
 新宿御苑では 桜を見る会の行われたこの日は春を告げる陽気の中、木更津の桜もすっかり残り僅かで、スルーで15時半には帰着してなお早々に床に就く体力の衰えは憂うべきところだったが。

4月2日(日) トップは落ちる  -スポーツ - ゴルフ-

h869.jpg  昨日は天気に嫌われ、渋滞の道路に嫌われ、昨年は満開だったらしい桜にも嫌われ、挙げ句にカップにも嫌われと散々な一日だった。
 ドライバーの引っ掛け病が治らず頼みの3Wもチョロばかり。道すがら厚木基地を垣間見、ラウンド中にも戦闘機の轟音を体感したのを微かな駄賃に、幹事社にして最下位とは哀しいコンペだった。

 如何とも納得がいかず本日は祐旭をお伴に練習へと向かう。
 敢えて昨日のプレイに光明を、虫眼鏡で拡大するが如く見出だそうならば、バンカーの苦手感が相当に払拭された事実であり、それはここイトーゴルフで似非バンカーショットに開眼した賜物に他ならない。
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 然らばアプローチも御利益に肖るべくと勇躍ハンドファーストで構えてみるが、相も変わらぬトップの頻出、打ちっ放しのマット上では無事小飛球が照射されているのだから、敢えて並んで広大なアプローチ練習場の順番を待ち、本番同様の芝目に身を晒す意義は小さくない。思い余って久々に35度チッパーも取り出してみるものの、こちらは距離感が全く掴めない。
 してウェッジを託してみるとあろうことか祐旭の打球が綺麗な弧を描いているではないか。しかも掬う様に打てばとのアドバイスまで頂戴して、文字通り老いては子に教えられである。
 確かに基本に返ってボールの左側に視点を定めてスイングすれば、父もまたランニング・アプローチが成立している。だからと言って考え過ぎは禁物な様で、無心だった祐旭も球を上げようと力むと親子仲良くトップ病に見舞われる。
 果たしてかく芝での鍛練を重ねて身体に覚えこませるべきなのだろうが練習の度に関町まで足は伸ばせないし、或いはサンドウェッジを除いて空いた14本目として、よりロフトの大きいチッパーとウェッジの混合体の如くを新たにバックに忍ばせるべく新兵器の投入か。
 悩みは尽きない。

3月26日(日) 男がピカピカの  -スポーツ - ゴルフ-

h865.jpg  ひと月前の長いお醤油から今度は敢えて短いお醤油、あやめである。
 前半はトリプル3つにフォースと荒れた末の54はそれでも凌いだ感があったが、後半は覚醒したか15番まで3連続ボギーにダボ、パーでボギーペース、更に16番ショートをパーで45を下回る勢いのカサブランカ・ダンディー状態とは上出来極まりない。
 流石に最後に崩れて大きく画竜点睛を欠いたものの、ドライバーは左へ引っ掛けばかり、アプローチはトップ散見でよくぞギリギリまで百切りの可能性を残す緊張感あるゴルフが成立したものである。
h867.jpg  詰まるところ短さの有り難みを重々堪能したとも言えようが、又もや風呂は改修中ながらその分早々に退散してブックオフまで寄り道出来たのも却って幸便だったか。

 しかし棒振りは土曜よりは日曜が通例パターンのところ、本日は終日雨だったのだから昨日で正解だったのである。
 間が悪いことにプリウスの12カ月点検の予約が入っていたが、待機中にラーメンを食し久々のマッサージで股関節が回復したのだから、禍福は糾えるものか。
h866.jpg  帰着すると「リーダーズ2」が放映されている。前作は原作があり悪役も明瞭で住友銀行は随分と不快な思いをされたろうが、今回も豪奢俳優陣で幾分「半沢直樹」チックな演出も含めよく出来たドラマだったのでは無かろうか。
 ただ損保も證券も電機も綺麗に各社が同居したスポンサー構成は元より、処々現代に範を採った教訓めいた台詞が織り込まれ、歴史は逆算して創られる、の趣きもそこはかとなく伺われはしたのだが。

2月26日(日) 長いお醤油  -スポーツ - ゴルフ-

h842.jpg  前日俄かに身体の節々が痛く微熱擬きを安静にして自然治癒力に委ねて回復させ、今日も社用族発掘シリーズ、お醤油の代名詞である。
 いきなり旧知の方々に遭遇して中ひと組、もう少しでコンペになりそうだったのは如何にも名門らしいハプニングだが、嘗てお呼ばれでラウンドしているにも拘わらず、いざ三度目のスタートを切ると実に長い。
 確かに平坦で木が生い茂る美しい絵柄だが、この上青ティーを選択しては400ヤード超のミドルが並んでお話しにならないではないか。何しろ370の表示を見て安堵している様では感覚が狂ってる。加えて難関のグリーンである。
 しかし同伴の御仁が見事に地形の全体像を頭脳に収めているのには驚かされた。野田という土地柄ここには山は無いが、かく地球儀を俯瞰する外交ならぬゴルフが成立すれば、キャディー氏の教えを乞う迄も無く風も芝目も自然と脳裏に浮かぼう。元よりそれを活かせる技量あればこそには違いないのだが。
 成果を見出だすならば多数のサンドボックスならぬバンカー・ショットが存外に旨く上がっていたことか。前半こそアプローチでシャンクが続発して萎えたものの、後半はドライバーが乱れた割りに耐えて51とは長距離に鑑みれば御の字ではなかったか。 8時前スタートにも拘わらずトップ・スタートで快走し15時には帰着する効率的な一日。全て歩きで又もや肉離れ気味に陥ったのは自らの体力不足を憂えなければならないが、東京マラソンのこの日には相応しかったとも言える。

2月5日(日) 砂遊びは如何  -スポーツ - ゴルフ-

h817.jpg  都心のゴルフ練習場が暫減傾向にあるのがゴルフ人口そのものの低迷に帰因するのは疑い無い。中でもバンカーとなると希少極まり無いが、そもそも長物も未だままならぬにも拘わらず性懲りも無く再び砂の嵐を求めて足を伸ばす。
 しかし初御目見えのイトーゴルフガーデンは、打ちっ放しこそ冬場の低い太陽光をまともに受けて弾道を追えないきらいあれ、恰も箱庭の如く広大なアプローチ練習場は白眉であったろう。
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 詰まるところ極端に腕力に劣る自らにはエクスプロージョンを意図しても砂の勢いに負けて球の下を潜らない。従って寧ろハンドファーストでクリーンに当てる方が望ましいのではないかという発見、或いは改めて天然芝でアプローチを繰り返してみてマットでのそれとの違いを痛感したりと、実に有意義な昨日であった。
 而して本日は来週に向け息子達と連れ立って再戦見込みだったが、祐旭が俄かに発熱に見舞われ公資と二人旅、今度は外環道工事の進捗で複雑化する道路形状を間近に拝む武蔵グランドゴルフとは久々である。
 ただこちらにもバンカーは存在するものの、矢張り砂と網だけの鶏小屋状態では今ひとつ臨場感に欠けると言わざるを得ないが、それだけイトーゴルフの特異性が際立っている証したろう。元よりかく打ち込んでなおスコアに繋がるや否やは全くの不分明には違いないのだが。

h820.jpg  その足で昼は嘗て祐旭が三十数貫平らげた逸話のあるはま寿司だが、同じ解凍スライス穴子でも以前食したくら寿司より随分と美味に感じられたのは、時の経過に伴う回転寿司総体としての進化の賜物なのか。
 タッチパネル方式でのオーダーが「ご注文品」の台座に乗って現れるとは、わが国なかりせば後入れ先取り方式が成立して仕舞いそうなところ、性善説に基づく秩序が確立されている。
 そして驚く程に安価である。侮れない。

1月29日(日) 新しい芝刈りを  -スポーツ - ゴルフ-

h827.jpg  前回初見参の無欲の好調に刺激された訳でも無いのだが、折角の社用族の身の上ならば会員紹介扱いにてプレイ出来る、にも関わらず日常的に社業としては殆ど見向きもされないゴルフ場を、あわよくば発掘さもなくば品定めして篩に掛けるようかと八王子の古風なクラブハウスへと赴く。
 ドライバーはそれなりに安定して前へ前へとバックしなかったが、恐らく創立時はコース周辺に建造物が立ち並んではいなかったろうものの、今や市街地に程近く距離の短い分、バンカー幾多グリーンには微妙なうねりと打数が嵩んでいくのも道理かも知れまい。
 そもそも起伏に富み平坦なホールが僅かだからこそ、存外に第二打以降も奮わなかったのは宜なるかなであろう。
 ただ詰まるところ四ホール目のロングで見事スリーオンと思いきや奥のバンカーまで転がって暗転と、手前から攻めるの鉄則に反したのみならず、ロングとショートで稼ぐべく皮算用が崩れた心理的ダメージが大きく作用したのは否めまい。
 驚いたのは幾ら冬場とはいえ風呂が改装中だったことで、幸いごみ焼却場の見返り施設と思われる近隣の戸吹ゆったり館にご案内されたが、結論としては風呂が治ったらもう一度くらい挑んでみたい、と日記には書いても位の所感か。

h812.jpg  京樽系列の三崎港は店舗に依っては職人が目の前で握って呉れる、開店寿司としては中の上クラスに位置していよう。しかし今日はどうも客の回転が遅いのではと思ったら、通常少なくとも二名以上の職人氏が陣取るところ、何とナポレオンも吃驚のひとり立ちである。
 憐れ若き職人氏は注文を受けては手づから握りつつ、バックヤードには「お時間戴きました」と客に猶予を得たと添えて腰低くオーダーし、更に各席に「注文漏れはありませんか」と平身低頭しているが、カウンター20席に三テーブル全て賄うのは聖徳太子でも難関だろう。
 恐らくは偶々欠員が生じたのだろうが、ならば最初からパネルタッチ、オールバックヤード方式の方が、とくに「穴子十貫」等と特異な注文を乱発するわが家には相応しかろうと思っても、矢張り人が立ってる有り難みもあったりして。

1月22日(日) 大関に叶う  -スポーツ - ゴルフ-

h810.jpg  寒さも程々の中、前半はボギー・ペースでスタートし久々に同伴した政府高官氏から「こんなにお上手でしたか」と誉められる始末。ラスト三ホールでトリプルを二つ叩きながらも48は上出来に極まり無かろう。
 しかしながら幸い運転義務からも逃れたからと周囲の期待通り昼食時に日本酒を煽り、かつ折からの強風に見舞われた後半はいきなりの連続トリプルに気力も萎えそうになる。が前半もトリプル二つで50を切ったのだからと気を取り直しつつ、現実にはかく急回復は難しいかろうと諦観しつつ、14番ロングでミドルパットを沈めてボギーを拾ったのは明らかに回復基調の先行指標であったろう。
 実に15番からのミドル、ショート、ロングを三連続パー、しかも何れもパーオン2パットとは神憑り的展開に他ならない。常々言われることだが「ゴルフはメンタルのスポーツ」を初めて心から実感したと言えよう。
 結果は水平賞の96。勿論、距離の短さに助けられたのは否めないが、ドライバーの安定とともに、上げてザックリ、転がしてトップは必ずしも払拭出来ていないものの左手主導のアプローチが少し体得出来たのが奏功していよう。ただ考えてみればキャディーなし、初見のラウンドでパッティングの妙を発揮出来たのだから、そもそもグリーンが簡易だったのかも知れない。
 風邪を圧して強行出場した甲斐があったというもの。その代償は翌週前半のお仕事に少しばかり支障を来したが。

1月15日(日) お金は貸さない  -スポーツ - ゴルフ-

h800.jpg  厳冬は電力需要を拡大するものの出不精を促進して消費の減退を齋すのかも知れないが、だとすれば全国的な大雪の中にここ木更津だけは氷点下を回避されたのはわが国経済にとっては僥倖だったろうか。
 しかしながら既に練習の段階でグリーンの異様な早さには眼を見張る状況だったが、いざ始まるとティーは刺さらず、ナイスオンと思いきや跳ねるグリーンに嫌われて零れ落ちと、冬は手前からを痛感させられたのである。
 ただ三連休に学校傍からスキーへと向かう祐旭に荷物を搬送したその足で、久々に赴いた田無の巨大な練習場にて、砂の下を掻い潜るべく打ち込みに終始したが為か右手親指の爪間に鮮血を滲ませながらバンカーに挑んだ成果だろうか、練習通りに砂を取り過ぎて砂の器アゲインもあれ、我ながら苦手意識の強いバンカー・ショットにも拘わらずそれなりにふわりと上がる球を実践にて披露して砂イチすら成し遂げたのは、寒空の初打ちも意義があったというものだろう。
h801.jpg  驚いたのは丁度正午過の後半スタートだったにも拘わらず最終組で、雪予報でのキャンセルが相次いだのは理解出来るとしても、旗を受け取ろうと歩み寄ると倒したままで結構ですとのキャディー氏の仰せであった。バンカーも同様でならす必要も無く、だからと言って無闇に砂を目指す訳もないが、要は日々改めて御手入れ部隊が回遊する為の、倒れた旗はメルクマールの意も兼ねており、法人向けコースの手厚いケアに唸らされたのである。
 後半は流石にグリーンも通常スピードに回帰したが、考えてみれば季節を問わず手前から攻めるのが王道であり、期せずしてその効用を思い知らされたが、詰まるところスコアは105と昨年平均と大差無く、今年の行く末をもまた暗示する様な大禍無き門出であった。
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